4年前の不安がよみがえる

 その翌年にも、右足首を捻挫している。

「2年続けて右足にケガをしてしまったことで、より軽い衝撃でもケガをする可能性があり、今までと同じ衝撃でも、これまでより大きなケガになってしまうかもしれない状態だったそうです」(同・スポーツ紙記者)

 今回はどんな状態なのだろうか。

「羽生選手は、“痛みをコントロールしながら氷上でのリハビリ”をする、ともコメントしています。なので、4年前のケガよりも、多少なりとも状態はよいのではないでしょうか。とはいえ、このタイミングでのケガは絶体絶命といえます」(フィギュアスケート関係者)

 小学2年生までの羽生を指導していた山田真実コーチに聞くと、

「心配しています。ケガは必ず治るものなので、治療に専念してもらいたいです。どんなに本人や周りが気をつけていても、ケガをしてしまうことってあるんです。今回も、そういう感じなんだろうなと思っています」

 と、スポーツ選手にケガはつきものだという。

「私の生徒も、大切な試合の前や公式練習のときにケガをすることがあります。そこで、治療が間に合う、間に合わないよりも、試合の重要度や選手自身の目標や気持ちによって、あえて出場という判断をすることもある。そういうときでも最善の状態で試合に出るために、直前の数時間で何をするかという瀬戸際を味わってきました。

 もちろん、結弦もそういう経験をしています。なので、周りが慌てる必要はないと思います。もちろん、悔しい思いはあるでしょうが、本人がいちばんわかっていることです。

 今は、いつどのように練習を再開するか、医師と一緒に考えていると思います。ケガをしてしまうと、“やりたいこと”もできなくなってしまうので……」(山田コーチ)

母校には羽生選手の活躍を称える横断幕や写真が掲げられている
母校には羽生選手の活躍を称える横断幕や写真が掲げられている
【写真】平昌五輪男子シングルで金メダルを獲得した羽生結弦

 羽生が通っていた『東北高等学校』のフィギュアスケート部顧問を務める佐々木遵さんは、心配しながらも期待を寄せる。

「前にもオリンピックのときにケガをして、それでも復活しているので、今回もどうにか克服してオリンピックに出てくれるのではないかな、と思っています。

 きちんと周りにスタッフもいる状況だと思うので、多くの方に支えられて、“目標”は達成してくれると期待しています」