しかし、番組にはそんなプロフェッショナルの安住を困惑させる存在がいる。

「オリジナルキャラクターの『シマエナガちゃん』が出てきますが、かわいらしいキャラクターって、安住さんは苦手だと思うんです(笑)。それを朝から彼にぶつけて、困ったりする様子が見られるのが面白いです」(ペリーさん)

10月からスタートした『THETIME,』。初回放送では、安住紳一郎アナと香川照之の2人が共演して話題に
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 隙が見えるところが番組の魅力にもなっているが、川内さんは少し物足りない様子。

安定感は抜群ですが、安住さんの“朝ならではのよさ”がいまひとつ見えてこないなと感じます。期待が高かったぶん、まだ少し消化不良な部分がありますね。朝の番組では短い時間で視聴者を惹きつける必要があります。もっと自分らしさを出していって“朝の安住さん”の魅力を見せてほしいなと思います」

 “安住らしさ”を出せるようペリーさんはこう提案する。

「私見を話すコーナーができたら、より面白くなるんじゃないでしょうか。安住さんがどんなことに着目し、何を考えているのか知りたい人は多いはず。“あくまで私個人の考えですけど……”なんて前置きをしながら発信できるコーナーがあればなと」

 合計点数は23点。TBSのエースは期待されるぶん、求められるハードルも高い。

毎日は見たくない“香川劇場”

 この『THE TIME,』の“金曜司会”を務めるのが、俳優の香川照之。

「印象に残っているのが、衆議院選挙前の放送。若者世代に向けて“選挙に行きましょう!”と投票の大切さを朗々と語ったんです。まるでドラマや映画の長ゼリフのシーンのようで、番組が伝えたいことを自分流に言い切るのはさすが。まさに“香川劇場”でした」(ペリーさん)

 アナウンサーにはまねできない説得力を持つ香川。ただ、朝の顔となると“金曜限定”でよかった部分も!?

「面白いけどキャラクターがとても強いから、毎朝見たい顔ではないかも(笑)。1日だけポイントになる日があるのは、いいアクセントになりますよね」(倉田さん)

 “金曜の顔”を務める名優も、キャスターの仕事には戸惑うこともあったようで……。

「初めのころは緊張していて“あの香川さんでも”と思いました。役者の仕事はセリフを覚えたり事前に準備ができるけど、ニュース番組は直前になって進行が変わったりするので準備のとおりにいきませんからね。でも、役者・香川照之ではない素の姿が、見ていてとても楽しいです。最近では強烈な演技が“もはや顔芸”とも言われていましたが、演技ではない素の表情、いわば“素の顔芸”が見られるのは番組の大きな魅力です」(川内さん)

 合計点は25点。歌舞伎、昆虫、ボクシングと新たな領域を見せ続ける千両役者から目が離せない。