「やっぱり私は夫が好き」

 さまざまな経験を経て、家族は変化していく。そして愛さん自身も原田愛として、リスタートを切った。

「私が注目していただけるのは“原田龍二の妻”という看板があってこそなので、旧姓でも本名でもなく、芸名は『原田愛』にしました。最近は夫婦でも仕事のオファーをいただけて、ありがたくお受けしています」

 ご家族も彼女の新たなチャレンジを温かく応援してくれているという。紆余曲折を経て原田一家に日常が戻った今、もはや浮気の心配もなし?

「それはなくならないです! いつだって怪しいと思ってます。私が彼を許したと思っている人もいるかもしれませんが、一生許しません!」

“許さなくても、一緒に生きることはできるーー”。彼女の手記には、そんな想いが込められているのかもしれない。

ドラマなどに出演していた芸能人時代の原田愛(C)『別れない理由』/講談社
【写真】原田龍二が“丸裸”にされた不倫報道に関する謝罪会見

「実は執筆を通して“やっぱり私は夫が好きなんだな”と再認識させられたんです。本当に悔しいです(笑)。夫には、人類が滅亡しても生き残るような生命力を感じる一方で、何かに躓いて突然死んじゃいそうな雰囲気もある。結婚してから20年で、交際期間を入れると30年はほとんど一緒にいますが、謎は深まるばかりで、とにかく一緒にいて飽きなくておもしろい人なんですね」

 摩訶不思議な原田ワールドへの興味は尽きないようす。最後に愛さんは「本を通して私たち夫婦をおもしろがってもらえたら本望」と語る。

「たくさんの人に手に取っていただきたいのですが、今現在、不倫に悩んでいる人の参考にはならないかもしれません。あくまで、酒のつまみ感覚で気軽に読んでもらえると、ヒマつぶしくらいにはなると思います(笑)」

 夫の原田さんも「おもしろい生き方をしたい」と常々語っている。すべてが人生における“おもしろさ”と感じているところこそが、原田夫妻が『別れない理由』なのかもしれない。

『別れない理由』(講談社刊 税込み1430円)幼少期の思い出から、芸能活動。そして、俳優・原田龍二との出会いと妻として過ごした20年間の軌跡が、あますことなく綴られた一冊。原田一家の秘蔵写真も多数収録された“原田家ファン”必携の書!? ※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします
原田愛(はらだ・あい)1973年、神奈川県出身。中学時代から芸能活動を始める。原田と交際を機に芸能界を引退。2001年に入籍。長らく専業主婦だったものの、2021年に山本漢方製薬「大麦若葉」のCM出演を機に、芸能活動を再開。