映画ファンが毛嫌うワケ

「'17年に公開された『スパイダーマン:ホームカミング』の日本語吹替版特別試写会に、同作のジャパンアンバサダーと主題歌を務めた関ジャニ∞が出席しました。

 映画上映前に同作の主題歌を披露すると、関ジャニ∞ファンが映画上映を待たずして半分以上が退席していたようです。これには映画ファンも“本当に映画をみたかった人に譲ってほしかった”と不快感を覚えることになりました

 また当時のファンの行動だけでなく、関ジャニ∞メンバーの発言をいまだに許せない映画ファンもいるようで……。

「当時、関ジャニ∞だった渋谷すばる(40)は関ジャニ∞のコンサートツアー札幌公演で、『スパイダーマン:ホームカミング』の出演者ロバート・ダウニー・Jr.のことを“なんとかロバート”と呼んだり、また同作と同じ『マーベル・コミック』原作の他作品を“見ていない”とも明かしたようです。

 この時から一部の映画ファンの間ではジャニーズの印象が悪くなったようで、最新作の吹き替え版主題歌をSixTONESが担当すると発表された瞬間から、批判が相次いでいました」(スポーツ紙記者)

 しかし、今回SixTONESメンバーは映画へのリスペクトを忘れない謙虚な姿勢を見せている。

 田中樹(26)は「みなさんが映画の余韻に浸ってるところお邪魔して申し訳ないですけど、僕たちも滅多にない機会で楽しみにしていたので、今日は短い時間ですがよろしくお願いします」と丁寧に挨拶。

 また前述したようにスパイダーマンの大ファンである京本がマーベル作品への深すぎる愛を語ったり、他メンバーも作品について京本から事前に学んでいたという。そんな姿勢に、舞台挨拶を最後まで観た映画ファンからはSixTONESに好感を持ったという声も上がっていた。

 ネット上で思わぬ波紋を広げてしまった今回の騒動。一部ファンとは言え、SixTONESの謙虚で熱心な姿勢を見ることもせず、ジャニーズだからと批判するのはいささか行き過ぎな気もする。映画も主題歌披露も観れて2度嬉しいはずなのに……。