もはや芸人ではなく名MCとして活躍する、『ヒルナンデス!』(日テレ系)のウッチャンナンチャン・南原清隆、『ひるおび!』(TBS系)のホンジャマカ・恵俊彰など、優しさや物腰の柔らかさが好感度を得ている昨今。

「そこに、さらに面白さを求められて抜擢されたのが『ラヴィット!』(TBS系)の麒麟・川島(明)さんですよね。好感度だけでなく面白さを兼ね揃えている部分では、藤井さんのバランスとも重なる気がします」(同前)

YES /NOマクラはどうなる!?

 情報番組とは異なるが『新婚さんいらっしゃい』に抜擢された藤井隆には「ドンピシャの人選」「“椅子コケ”しても違和感なし」「今から楽しみ」「藤井さんなら見たい」など、巷では早くも評価されている。

「高感度の高さや知名度、そして奥さんである乙葉さんとの夫婦のイメージもいい。クセの強い素人の新婚さんをさばくのが番組の肝ですが、『あらびき団』でクセの強い芸人を、笑いに導いた藤井さんですから間違いないでしょう。まさにぴったりの人選だと思います」

 と、テレビ局関係者も太鼓判を押す。

2005年5月、婚約発表記者会見をした藤井隆と乙葉
【写真】2005年、藤井隆と乙葉の婚約会見

 では、50年以上続く歴史のある番組なだけに、引き継ぐことへのプレッシャーや大きな変化はあるのだろうか。

「ほとんど変えずにやると、それは単なる“代役”にしかなりません。新アシスタントの井上咲楽さん同様、これからも長く愛される番組作りを意識していくはずです。これまでの桂文枝さんの空気も生かしつつも、新しさを見せることも求められると思いますよ」(同前)

 とはいえ、『新婚さん』ファンの視聴者には、どうしても変えてほしくない場面もあるはずだ。

「例えば『水戸黄門』で演じる人が変わっても、必ず印籠は出す。それと同じで『新婚さん』も、オープニングの“いらっしゃ〜い”や、景品選びやタワシにYES/NOマクラなど、守っていかないといけない部分はありますよね。ただ、桂文枝さんが椅子から転げ落ちる名場面は、藤井さんオリジナルになるかもしれませんよ(笑)」(同前)

 4月からの新たな『新婚さん』の幕開けが楽しみだ。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉