髪は強風で一気に乾かすべし

◆無意識にやってない?ケチ行動、家の中の「ソンする節約

【17】使わない電化製品のコンセントはこまめに抜く
⇒テレビのコンセントは抜いちゃダメ

 家電の中には、使用していない間も電気代がかかっているものがあるので、こまめにコンセント(正確にはプラグ)を抜きたくなるが、中には抜いてしまうことで、余計なお金と手間がかかるものがある。

「筆頭はテレビです。最近のテレビは、電源をオフにしている間も番組表などのデータを取得しています。プラグを抜くとそれらの情報が取得できず、再びプラグを入れたときに情報を改めて取り込み直すことに。これによって余計な電力がかかってしまう場合も」

テレビのコンセントは抜いちゃダメ イラスト/まめこ
テレビのコンセントは抜いちゃダメ イラスト/まめこ
【イラスト】ずっと「ON」にしてない? 節電タップの正しい使い方

【18】電気代節約のために冷蔵庫は小さいものを使う
⇒電気代は大型冷蔵庫のほうがお得

大きな冷蔵庫は見るからに電気代がかかりそうで、わが家は小さい冷蔵庫だから電気代が節約できてラッキー♪なんて思っていないだろうか。

「実は冷蔵庫は、ひとり暮らし用の2ドアのものよりも、400Lを超えるファミリー用のほうが消費電力は少なくなります。これは、性能のよい断熱材や、消費電力を抑えるAIを搭載できるため。小さいものを我慢して使っているなら、買い替えの検討を」。冷蔵庫の電力消費は家電製品の中で最大。省エネタイプを選べば大きく節約できる。

電気代は大型冷蔵庫のほうがお得 イラスト/まめこ
電気代は大型冷蔵庫のほうがお得 イラスト/まめこ

【19】冷蔵庫は季節ごとに設定を変える
⇒賢いAIに任せたほうが安心

 昔は、冬は弱、夏は強に設定を切り替えていた冷蔵庫。「でも、今の冷蔵庫は賢いAI搭載がほとんど。自動運転や省エネ運転にしておけば、そのときのベストな温度にしてくれます」

【20】ドライヤーは「弱」で使う
⇒正解は「強風で一気に乾かす」

 ドライヤーの消費電力を抑えようと、弱い風で時間をかけて乾かしていないだろうか。でもこれは逆効果。

「ドライヤーは弱・中・強と風量が設定できますが、どれに設定してもあまり電気代は変わりません。むしろ、強風で一気に乾かしたほうが、時短で電気代の節約になります」