エアコンのベストな設定

【21】節電タップを使う
⇒挿しただけでは意味なし

 節電タップは、電化製品を使用していないときにスイッチをオフにすることで待機電力を発生させない便利な商品。

「でも、それにプラグを挿すだけで満足していませんか? 節電タップはこまめにスイッチをオフにしないと節約になりません。さらにスイッチライトがつくタイプはその電気代もかかっています。オンオフしないと意味ないうえにランプの電気代がプラスされて、かえって余計な出費が増えていますよ!」

節電タップは挿しただけでは意味なし イラスト/まめこ
節電タップは挿しただけでは意味なし イラスト/まめこ
【イラスト】ずっと「ON」にしてない? 節電タップの正しい使い方

【22】お湯はその都度沸かさずポットで保温
⇒使うときに沸かすほうが節約になる

 自宅のポットで1日中お湯を保温していないだろうか。「特にひとり暮らしや家族の人数が少ない場合は、そのとき必要な分だけ沸かしたほうが電気代がかかりません」。家族が多い家庭や、来客があるときにはポットを使うなど、上手に使い分けを。

【23】エアコンの掃除はシーズン前だけ
⇒2週間に1度の掃除で冷暖房効率アップ

「エアコンのフィルター掃除の目安は2週間。大がかりな掃除は必要なく、掃除機で吸う程度でかまいません」。エアコンのフィルターの目詰まりは冷暖房の効果が下がる原因に。定期的な掃除が電気代の無駄を省いてくれる。

【24】エアコンは除湿運転より冷房がお得
⇒除湿運転の電気代は冷房の1.2倍!

 エアコンのベストな設定は『冷房・28℃・自動運転』。除湿運転は機種によっては、冷房より電気代がかかってしまうので要注意だ。「より冷房効率を上げたいなら、日中でもカーテンを閉め、扇風機を併用するのがオススメです」

【25】リモコンにはアルカリ乾電池を使う
⇒容量が小さいマンガン乾電池で十分

 ほとんど電池を消費しないリモコンに、大きな電流を流せるアルカリ乾電池はもったいない。しかも、アルカリ乾電池をリモコンに入れて長期間使うと液漏れを起こして内部を腐食させてしまうことも。「電気使用量が少ないリモコンは、容量が小さく、安く手に入るマンガン乾電池で十分です」