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ー 家事の負担を軽くする

 お気に入りのキッチングッズがあると家事効率が上がるし、料理のモチベーションもグンとアップしますよね。人気上位に挙がるのが、シンプル&機能的、ハズレなしの無印良品。多くの商品を企画開発し、ウラを知り尽くす元・社員が「買ってソンなし」と太鼓判を押すアイテムを厳選!

家事の負担を軽くする

「こんなものないかな、と思ったら、まず無印良品へ足を運ぶんですよ」と話すのは、無印良品で13年間、企画・デザインを手がけてきた水谷妙子さん。現在は整理収納アドバイザーとして独立しているが、今でも無印良品のものを多数愛用している。

「重さ、素材、長さ、色、すべて考え尽くされて誕生したものばかりなので、やっぱり使いやすいんです。キッチングッズは特にそう。作業効率も上がるし、何年も使い続けられる丈夫さも魅力です」

 3人の子どもを持ち、仕事と家事とを日々こなす水谷さんにとって、調理は極力手間をかけずにすませたい。それゆえ機能性の高い無印良品のアイテムは必須だ。例えば、道具は使いやすいことはもちろん、洗いやすさも考えてチョイス。キッチン収納は片手で出し入れができ、流れるように作業が進むように配慮している。

「ひとつで複数の使い方ができるものも重宝しています。おすすめはシリコーン調理スプーン。炒め物をするとき、木べらのように混ぜたり、できあがったらすくってお皿に盛ることもできる。シリコーン製なので、フライパンに残ったソースも余すところなくすくえます」

 そんな水谷さんがモノ選びで大切にしていることは、“選ぶ理由”を明確にしておくこと。

「まず、そのモノが必要な理由や、買い替えたいと思った理由を紙に書き出してみるんです。どういう場面で使うのか、どういう点が不便だったのか、収納はどうするのかなどを明確にします。色やデザイン、ブランドを検討するのはその後。そうすれば、口コミやセールストークに惑わされなくなり、不要なものを買ってしまうという失敗もなくなります」

 調理器具は毎日使うからこそ、ちょっとした不具合でも小さなストレスに。積み重なれば、暮らしにくさにつながってしまう。モノを知り尽くし、モノが大好きな水谷さんが愛用するキッチンアイテムを参考に、自分なりのベストアイテムを見直してみては。

お役立ちBest1

“いろいろなシーンで活躍する汎用性の高さがいい”
●シリコーン調理スプーン

「木べらとお玉のいいとこ取りをしたもので、炒める、すくう、盛りつけるが1本ですみます」。シリコーンならではの柔らかさで、縁や底についたソースもしっかり取れる。「小さいほうはしゃもじ代わりにも使用。ご飯がくっつかないし、子どものぶんをよそうのにちょうどいい大きさです」

 耐熱温度の高いシリコーン素材で食洗機にも対応。長さ約26cm。490円

シリコーン調理スプーン 撮影/矢島泰輔
シリコーン調理スプーン 撮影/矢島泰輔

●シリコーン調理スプーン スモール
「黒なので汚れや変色が気になりにくいのもポイント」。長さ約25cm。390円

シリコーン調理スプーン スモール 撮影/矢島泰輔
シリコーン調理スプーン スモール 撮影/矢島泰輔

お役立ちBest2

“空間を仕切ることで食器がグンと出しやすい!”
●アクリル仕切棚・小

「デスクトップ収納として作られたアクリル仕切棚を食器棚の中へ」。空間を上下に分けることで、種類の違う食器を仕切って収納できる。「厚さがありとても丈夫なので、重い食器をのせても、しなったり、ぐらつくことはなし。透明だから、食器が隠れずに見えるのも便利です」

 棚の上下にモノが置け、スペースを有効活用できる。約幅26×奥行17.5×高さ10m。590円

アクリル仕切棚・小 撮影/矢島泰輔
アクリル仕切棚・小 撮影/矢島泰輔

お役立ちBest3

“毎日のイライラから解放されました”
●ポリプロピレンメイクボックス・1/2横ハーフ

「メイクボックスシリーズは小分け収納に至るところで使っていますが、水切りネットを入れるのにとっても便利」。水切りネットはくっついてきて1枚ずつ取り出すのに手間取りがちですが、ボックスに入れて、輪ゴム2本を間隔をあけてかけると、中央のすき間から片手でもスルッと取り出しやすい。

 細かいモノの収納に便利。約150×110×86mm。150円

ポリプロピレンメイクボックス・1/2横ハーフ 撮影/矢島泰輔
ポリプロピレンメイクボックス・1/2横ハーフ 撮影/矢島泰輔

お役立ちBest4

“ラップがつかない木製で大きさもちょうどいい”
●アカシア 深皿

「普通に食材を盛りつけるだけでなく、わが家では冷凍ご飯の“型”として使用しています」。ちょうど1合分を取り分けることができ、円盤形なので、電子レンジで解凍するときに均一に熱が通りやすいそう。「木製のお皿はラップがくっつかず、効率よく包めるのも気に入っています」

 アカシア材ならではの美しい木目が特徴。約直径16×高さ3.5cm。990円

アカシア 深皿 撮影/矢島泰輔
アカシア 深皿 撮影/矢島泰輔

お役立ちBest5

“ワンアクションで分解できて清潔感あり”
●分解して洗えるキッチンばさみ

「肉や魚を切るときは、後片づけが楽なので、キッチンばさみだけで処理することがあり、分解できるか否かは重要です」。このはさみは刃を大きく開けば、一発で分解できるスムーズさが秀逸。「分解後はカトラリーと一緒に立てて食洗機へ。場所を取らずに洗えるのもナイス!」

 硬いものでも切りやすい波刃で、隅々まで洗える分解式。長さ約20cm。1490円

分解して洗えるキッチンばさみ 撮影/矢島泰輔
分解して洗えるキッチンばさみ 撮影/矢島泰輔

お役立ちBest6

“スルスルッと簡単に汚れ除去”
●シリコーンスクレーパー

「調理器具や皿にこびりついたカレーなどの油や汚れは、これでサッとぬぐってから洗います」。先端の丸みがすべての角で違うので、フライパンや鍋、お皿に加え、弁当箱や保存容器などの角があるものにもフィット。「使ったあとは食洗機にポンで、いつでも清潔です」

 鍋や食器・フライパンを傷つけずに汚れをすくって片づけをスピーディーに。約長さ11cm。290円

シリコーンスクレーパー 撮影/矢島泰輔
シリコーンスクレーパー 撮影/矢島泰輔