再集結が待望され続けるSMAP

 また、「俺にとってはあの終わり方っていうのは(中略)逆にロマンがあるみたいな。“もしかしたら”みたいなことも、番組じゃなくてね、グループにとっても」と、ああいった終わり方になったからこそ、SMAP再集結もありえると思わせるのではと表現した。

「SMAPや『スマスマ』に携わっていた主要な関係者が、あの謝罪放送を含め、最終回までの1年間を公で語ることは今までなかったのではないでしょうか。特に鈴木氏は番組制作の中心にいた人物ですからね。その鈴木氏があの謝罪放送を“悔しかった”と当時の心境を明かしたんです。

 制作のトップにいた鈴木氏であってもあの“公開処刑”とも言われた謝罪放送を止めることはできなかった、反対することができなかったということですよね。やはり、さまざま報じられているように、ジャニーズの上層部からあの場で、世間と木村さんに謝罪するように指示があったということではないでしょうか。当然、“SMAPの独立”、ジャニーズ退所を画策した4人が、それを良しとせずに止めた木村さんに謝る、という意味合いですよね。

 鈴木氏は『街録ch』のインタビューで“誰が悪い”といったことは一切言っていませんが、あの謝罪を放送すること自体、テレビマンとして悔しく忸怩たる思いがあったのでしょうね」(前出の女性誌編集者)

 動画の視聴者からは「現場のスタッフは納得せずに公開処刑が流れたことに心を痛めます」「解散や番組打ち切りはどんな時も悲しむ人はいるとは思う。でも大勢の人が傷つき悲しむ解散や番組終了は無かったと思います」といったコメントが寄せられている。

 また、「SMAP大好きで辛かったから、おさむさんの話を聞いて、スッと腹落ちしたし涙出ました。おさむさん、話をしてくれてありがとうございました」「大好きなSMAPが何故あの終わり方だったのか でも苦悩を乗り越えた先のおさむさんのお話しが感動」と、当時のことを語ってくれた鈴木氏に感謝する視聴者も少なくない。

解散から5年が経った今も再集結が待望され続け、あの解散をなかったことにしたいと思わせる――そんなグループはたしかに後にも先にもSMAPしかいないのかもしれません。

 グル-プの大きなターニングポイントとなった謝罪放送、そして『スマスマ』のラスト1年と、なぜ生放送なのかという謎もあった最終回の裏側を鈴木氏の口から聞ける『街録ch』のインタビューは、あらためてSMAPファンに波紋を広げています」(前出の女性誌編集者)

 解散から5年が経ち、鈴木氏のようにSMAPに近い関係者からの“真実”に迫る証言が、今後は徐々に出てくるのかもしれない――。