ネットトラブルに詳しいITジャーナリストが騒動を振り返る。

「堀江さんを含む3人が訪れた広島県内の餃子専門店が、一行にマスクをしていない人物がいたために着用を求めるも、押し問答になって入店を拒否。すると堀江さんが事の経緯をツイッターに書き込んだために、同店への嫌がらせや批判が集中して店舗を閉鎖せざるを得ない事態に陥ったのです。

 店主の奥さんは対人恐怖症から人前に立てなくなってしまい、現在も店舗でのレストラン営業を再開できずに、店内や通販での冷凍餃子を販売するのみみたいですね」

ひとゆきとも水をあけられた

堀江貴文氏とのトラブルに見舞われた広島県内の餃子店。レストラン営業は再開できず、現在は冷凍餃子の販売のみ営業(公式ブログより、一部編集部加工)
堀江貴文氏とのトラブルに見舞われた広島県内の餃子店。レストラン営業は再開できず、現在は冷凍餃子の販売のみ営業(公式ブログより、一部編集部加工)
【写真】堀江氏とのマスク着用トラブルで店舗閉鎖に追い込まれた餃子店の現在

 その餃子専門店の店主は3月30日、同店のツイッターを通じて再度、マスク着用による感染リスクへの持論を展開しつつ、

《マスク着用によって飛沫や飛沫核を飛散させないようなご配慮を、引き続き店内ではお願いする所存です。ご不便おかけいたしますが、お付き合い願えましたら幸いです。》

 あらためて来店者に対してマスク着用をお願い。投稿の3日前には冷凍餃子の販売所をもう1店オープンさせるなど、経営を持ち直しているようだ。

「今回の堀江さんのツイートでは、マスクを持ち歩く理由として《あとたまに変な飲食店とかに当たると困るので》と、まるで餃子店騒動を挑発するような文面も見受けられました。店舗閉鎖に追い込んだ張本人として自身も叩かれ、さらには同店に経営アドバイスを送って手助けしたひろゆき氏とも水をあけられた格好に。それがよほど悔しかったのか、いまだに根に持っているように見えますね(苦笑)。

 彼の主張はどうあれ、海外とは違って日本におけるマスク着用はもちろん義務ではなく、身体的理由で着けられない人もいるのは確か。ただ、マスクをしていないことを“注意されない”、イコール“正しい”と思っているのなら、それは“ノー”ということでしょう」(前出・ITジャーナリスト)

 マスク着用でトラブル、炎上が起きない日常が戻ることを願うばかりだ。