潤う人生後半を!女の現役感をアップするマッサージ

 デリケートゾーンのケア方法はほかにも。中高年女性になじみが薄い“マスターベーション”も腟の劣化対策に有効だ。

「マスターベーションは、パートナーに頼らず自分でオルガズムを得られて、自分自身で性機能の維持につながる習慣です。50代以降こそ、レッツオナニーなんです!」

 日常的に使うことにより、老化防止に効果が得られる。

「デリケートゾーンのケアを行う最大のメリットは、女性としての自信を取り戻せること。性交痛の緩和や、外陰部のたるみの改善など目に見える喜びもありますが、それ以上に“女の現役感”がアップします。いつまでも無理にセックスをしましょうということでもないし、したくなければする必要もありません。

 ただ、腟のケアを始めてから輝きを増した女性をたくさん見てきました。デリケートゾーンの健康は、若々しさを得るテクニックでもあるんです。いつでもフォーリンラブできる身体を作ることは大人の身だしなみ。人生100年時代を楽しむためにも、新たな一歩を踏み出しましょう」

 アソコのお手入れは、最強のアンチエイジングなのだ。

98%が潤って性交痛が軽減
デリケートゾーンのマッサージ


 お風呂上がり! 腹式呼吸をしながら「エストラジオール」配合オイルを使ってトライ!

1 手のひらで恥骨からおへそ・脇腹に向かって下から上にやさしくなで上げる

2 内側から外側に向かって、太ももの付け根をグルッと回転させるイメージでマッサージ

3 太ももの内側を、ひざから太ももの付け根までギュッと押し上げるようにマッサージする

腟・外陰部のマッサージ

「エストラジオール」配合のオイルやジェルを使った腟・外陰部のケア方法

1 外陰部

・大陰唇は下から上に向かってマッサージして刺激する
・小陰唇は外側(大陰唇との間)と内側(腟との間)を人さし指と
 中指で挟むようになでると、栄養が行き渡りやすい
・会陰部はオイルを塗った指を左右に動かして刺激

2 腟の内側

 ジェルを使って会陰部から腟の中をマッサージ。「ふう~」と息を吐いて腟を締めるイメージで、腟内に負荷をかけながら筋肉を鍛える。上、側面、下……と、会陰側に圧を加えて腟の内側をやわらげていく。最初は1本の指の第一関節まで挿入し、慣れてきたら第二関節まで挿入してみよう

いまも週1ペースで楽しむ生涯現役カップルのヒミツ

「濡れにくさ」に悩み、富永医師のもとを訪れた70代の女性は、現在83歳の夫といまも週1回挿入を伴うセックスを楽しんでいる。セックス前には男性が20分のマッサージを行い、挿入中も「キミのアソコは温かい」とささやいてくれるそう。

 83歳の男性が勃起機能を維持していることに驚くかもしれないが、継続的に性器を使っていれば機能が衰えないケースも。一方彼女は、夫の愛ですでに“心”が濡れているから、デリケートゾーンのケアを頑張って濡れにくさを克服。継続的なセックスと日々のケアの大切さを実感する!

・ケアにはエストラジオールがオススメ!

「エストラジオール」は更年期以降急激に減ってしまう女性ホルモン・エストロゲンの最大活性物質。エストラジオール配合の化粧品は1日1回、眠る前に顔、ボディ、デリケートゾーンのマッサージに使用するといい。

 富永氏おすすめの「Dr.ESTRA」はエストラジオール配合の美容エッセンス。女性の魅力を引き出すチュベローズの香りが特徴。
https://estra.co.jp/

富永ペインクリニック院長 富永喜代先生
富永ペインクリニック院長 富永喜代先生

富永ペインクリニック院長
富永喜代先生


医学博士。日本麻酔科学会指導医。2008年に富永ペインクリニックを開業し、性交痛外来では5000人のセックスの悩みをオンライン診断する。中高年の性をテーマにした著書『女医が教える性のトリセツ』(KADOKAWA)も話題。

取材・文/大貫未来(清談社) イラスト/サトウヨーコ