愛之助の“スキャンダル報道”も余波なし

 一方、愛之助は紀香との結婚をめぐっても、元カノからの“乗り換え”疑惑で世間の注目を集めた。13年にグラビアアイドル・熊切あさ美との交際を公にしていた愛之助だが、破局前とみられる15年5月に紀香との熱愛が報じられ、泥沼騒動に発展。結局、翌年3月に愛之助&紀香がゴールインしたものの、ネット上では当初「愛之助には、元カノの件でガッカリした」「紀香に梨園の妻が務まるのか」など、夫婦揃って否定的な意見も散見されていた。

「けれども、近頃は愛之助や紀香がバッシングを浴びることなどほとんどない。まず、紀香は結婚後、次第に女優業をセーブしていったため、露出自体が減りましたから、“炎上”するような話題も出にくくなったんです。また、愛之助も13年に出演した『半沢直樹』(TBS系)のキャラクターが好評で、20年に続編が放送される頃には、世間で“味のある面白い役者”といったイメージが強くなっていった印象です」(テレビ局関係者)

 ちなみに、同年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では海老蔵がナレーションを務めていたが、愛之助は今川義元役で出演。現在放送中の大河『鎌倉殿の13人』にも、愛之助は北条宗時役で起用されている。

海老蔵より愛之助のほうがテレビドラマの仕事が多く、それ自体はどちらが良い、悪いということもないのですが、やはりテレビでいろいろな役に挑戦している俳優のほうが親近感があるというか、ファンも多くなりますよね。

 また、海老蔵は大河でしかNHKのドラマに起用されていないのに対し、愛之助は18年度後期のNHK連続テレビ小説『まんぷく』や、それ以外にも同局ドラマにたびたび出演しているので、やはり好感度の高さがうかがえます」(同・前)

 とはいえ、愛之助は20年9月にも「フラッシュ」(光文社)の報道により、女性スキャンダルが浮上していた。同記事は、愛之助が紀香との結婚から約半年後の16年10月にモデル・A子さんとLINEを交換して“過激な写真”を要求することもあった、という内容だったが……。

「最終的には愛之助からA子さんとの連絡を絶ったようですし、不倫が認められるような証拠もなく、そもそも先にセクシーな写真を送信したのがA子さんだったということで、ネット上には当時“女性側がハニートラップを仕掛けていたように見える”“愛之助さんはハニトラ回避できて良かったね”との書き込みも。紀香としては、決して良い気はしなかったと思いますが、それでも“事を荒立てるほどではない”と判断してか特にリアクションを見せなかったため、報道の余波はほぼありませんでした」(芸能プロ関係者)

 かたや“女性に2万円を渡してパパ活”と報じられ、「あり得る」との声もネットで上がっていた海老蔵。團十郎襲名までに、これ以上“疑惑”が出ないことを祈るばかりだ。