松坂市内にある谷口光弘容疑者の豪邸。赤いフェラーリに乗り大家族で暮らしていた
【写真】若い頃はホストを目指していた中学時代の谷口光弘容疑者、30歳で購入した敷地面積約800平米の豪邸など

 再スタートで手を出したのはビッグビジネスだった。

「太陽光発電事業に手を出し、億単位の金を稼いだといわれている。田畑を購入して施設をつくるオーソドックスなやり方をせず、土地を持たずに権利だけを右から左に動かすビジネスだったようだ。稼いだ金で真っ赤なフェラーリを買った」(知人男性)

 家庭ではいい父親だったようだ。子ども6人に恵まれ、休日には広い庭でバーベキューする姿が目撃されている。

「奥さん(梨恵容疑者)は派手なことを好まず、子どもたちと近所のドブさらいなんかをしていた。子どもはみんないい子ばかり。旦那も子どもと庭の植木を切ったりしていた。昨年12月、奥さんが近所に“津市に引っ越すんやわ〜”と理由を言わずに告げ、そのあとで離婚が決まったみたい」

 と近所の住民。

 前出のマスターは言う。

東南アジアで油田開発やエビの養殖事業

「太陽光発電で儲けた金を元手に、東南アジアで油田開発やエビの養殖事業を手がけるという話が知人を介して伝わってきた。そんな大金はないはずと不思議に思っていた」

 なぜインドネシアに逃亡したのか。光弘容疑者の父親に事情を尋ねると、

「エビの養殖は知らんが、油田開発する話はしとった。賢くてやさしい子なんですよ。あの子が9億6000万円全部取ったみたいに報じられとるけど、報酬は1割強で犯行グループの頭数で割れば900万円ぐらい。かわいそうや」

 結局、逃亡先のインドネシアで確保された谷口容疑者。堅実にコツコツ稼ぐ道は選べなかった男の末路となった。