仲間の活動は刺激

 Hey! Say! JUMPのメンバーとは、今もいい関係が続いている。

「昨年の舞台も、ほとんどのメンバーが見に来てくれて、電話やメールで感想を言ってくれたりしました。僕もメンバーの出演する舞台には、もちろん足を運んでいます。

 仲間の活動は刺激になりますね。今回の『M.バタフライ』もそうですけど、ひとつひとつの自分の仕事に対してのモチベーションにすごくなっているので感謝しています」

演劇学校の最初の宿題は
40ページの自己紹介


 40ページの自己紹介を書いてみると、なぜこういう性格になったのか、こういう話し方になったのか……、自分の中で答え合わせができるんです。自分自身を外から見て理解することで、ほかの人になることができるんですよね。その経験は今でもすごく役に立っています。

役作りで実生活も
女性の気持ちでいる


 ソン・リリンを演じることで感じたのは、女方や女性の役を演じているときは、女性の気持ちをずっと考えていないといけない。自分がソンだとしたら、舞台が終わった瞬間に男に戻れる世界ではないなと。だから実生活も、ずっと女性の気持ちでいるようにしているんです。

舞台『M.バタフライ』

6月24日~7月10日 東京:新国立劇場 小劇場
7月13日~15日 大阪:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティほか、福岡、愛知公演も。
詳細は、公式サイト 
www.umegei.com/m-butterfly/

取材・文/井ノ口裕子