'92年『放課後』(フジテレビ系)で初主演を果たし、それ以来30年間ずっと連続ドラマの主演を務めている。

代表作『ナースのお仕事』で朝倉いずみを演じて

 '96年に始まったのが、代表作ともいえる『ナースのお仕事』(フジテレビ系)シリーズだった。

「医療系をコミカルに描くドラマってなかったんですよ。テレビ局の中でも“医療モノをおちゃらけるって、どうだろう”という議論はあったようです。でも、放送されたら評判はよかった。最初は実際の病院で、本物の機材を使って撮影していました。患者さんの横でお芝居をしたこともありました」

身長170cm、体型維持のためにトレーニングやピラティスをしているという観月ありさ
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 観月は新人ナース役。松下由樹が演じた指導係との掛け合いが人気となった。

「由樹さんは女優をやりながら個人事務所の経営者で、事務所に電話するとご本人が出るんですよ(笑)。本当に技術のある女優さんで、お芝居は私と逆のタイプ。

 私はそのときの感覚でやるけど、由樹さんは緻密に考えて表現される。狂わないし、適応力がバツグンで、セリフのテンポがズレない。由樹さんに引っ張ってもらって、私はついていく感じでした」

 10代のころに出会った人たちとは思い出が深い。

「この間も中井貴一さんから連絡がありました。“今『じゃじゃ馬ならし』が再放送されてるの知ってる? あのドラマ、やっぱり面白いね”って。

 同じ年の香取慎吾クンとは戦友のような感覚ですね。ずっと一緒の現場が多くて。今でもハグする関係です」