「何言ってるんだろうって思って」

 不倫や交際の事実をいっさい認めない姿勢を見せた大河内氏。裁判で彼が主張したのは、これだけではなく……。

「“暴力団からお前を守ってあげられるのは私だけだよ?”“あんたと不倫したって『AERA』砲に晒してもいいんだよ?”と、加藤さんから脅しを受けていたことも語りました。そのほか、加藤さんとトラブルになっていた時期に、彼女の事務所の元社長であり元交際相手でもあった男性から“俺がお前を守ってやるから1000万よこせ”と言われたなんて話も。“このような出来事で、私は配信者を辞めることになりました”と、自らの受けた損害を淡々と説明しました」

 大河内氏の主張がすべて事実なら、損害賠償だけでは済まされない可能性もあるだろう。後半は、いよいよ加藤への事実確認が行われた。

「始まる前に、裁判官から“質問だけに答えるようお願いします”と忠告を受けていた加藤さんは、覇気がないというか、終始だるそうに受け答えをしていました。それでも、大河内さんの主張内容については“私は脅していません”と真っ向から否定。

“家の鍵は渡していましたし、自由に家に出入りできる環境。私の友達が遊びに来るときも「あのくつろいでいる人はだれ?」と言われるくらい、(大河内氏は)家ではくつろいでいました”“仕事部屋として部屋もありましたし、事実とは違います。何言ってるんだろうって思って聞いてました”と、脅しを受けていたとする大河内氏の発言は虚偽のものであると主張しました。両者の言い分は食い違ったままで、裁判では互いに質問をして、相手のボロが出るのを待っている様子でしたね

 裁判は2時間にわたって行われたが、最後まで両者の見解が交わることはなかった。これまでにも、恋人や育児などさまざまな話題で奔放ぶりを見せ、たびたび炎上を起こしてきた加藤。法廷では、事実が粛々と精査されるが……。結審は8月25日、判決はその後東京地裁で言い渡される。