JR宇都宮線の車内で喫煙を注意してきた男子高校生に暴行を加えた元ホストクラブ従業員の宮本一馬被告。19日、宇都宮地裁栃木支部は被告に対して懲役2年の実刑判決を言い渡した。

 事件当時、『週刊女性PRIME』はこの大人げないアラサーのホストの素顔を追いかけていた。

(以下は、2022年1月31日に配信した記事の再掲載です)

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 1月23日の日曜日、正午ごろのこと。JR宇都宮駅始発の宇都宮線直通・湘南新宿ライナー逗子行きが次の雀宮駅を発車したころ、友人3人と乗り合わせていた高校2年の男子生徒(17)が、優先席に寝転んで加熱式たばこを吸う男に思い切って声をかけた。

宮本一馬容疑者は優先席に寝転んで加熱式たばこをぷかぷか

「お兄さん、たばこを吸っていますね。やめてもらえますか」

 男は無視していたが、男子生徒から繰り返し注意されると、身を乗り出すように顔を近づけ威かく。男子生徒がたまらず押し返したところ、

「てめえ、手を出しやがったな。土下座しろ」

 と逆ギレして暴行が始まった。

土下座した高校生の頭を踏みつけ…

 男子生徒がやむなく土下座して「すみませんでした」と謝ると、その頭を踏み付け、

「ふざけんなよ」

 とさらに逆上。

 男子生徒の友人や、男の連れの知人男性、駆けつけた女性車掌が制止しても突っぱね、殴る蹴るの大暴れ。男子生徒と引き離されても再び近寄って手を出すなど怒りはおさまらず、途中下車した自治医大駅のホームでも殴っている。

「警察ざたになるのをおそれたのか、男は車掌の隙をみてホーム上の階段を駆け上がり、そのまま逆側の階段を降りて乗ってきた電車にふたたび飛び乗ると東京方面に逃走した。被害に遭った男子生徒は救急搬送されている。同日午後11時20分すぎ、JR宇都宮駅に戻ってきたところを捜査員が職務質問すると、大筋で事実を認めて抵抗することなく任意同行に応じた」(捜査関係者)

 栃木県警下野署は日付の変わった24日未明、男子生徒に複数回暴行を加えケガを負わせたとして宇都宮市内に住む飲食店従業員・宮本一馬容疑者(28)を傷害の疑いで緊急逮捕した。

 同署によると、暴行の事実を認める一方、

「相手がはじめにケンカを売ってきて、自分の首に手を押し付けてきたのでやり返しただけ。正当防衛だ」

 などと供述している。

 男子生徒は右頬骨付近を骨折するなどの重傷。さんざんな休日となった。

 社会部記者の話。

「一部メディアの取材に生徒の父親は“自分は悪くないのに結局、土下座させられて、靴で頭を踏まれた行為は精神的に辛かったろう”などと心の傷が残ることを心配していた。事件後、被害生徒は悔しさと悲しさをにじませていたという。容疑者はこの寒さの中、半袖のTシャツ姿で暴行におよんでおり、上腕部のタトゥーをチラ見せしてビビらせようとした可能性がある」

 身柄確保のときは黒色のダウンジャケットを着ていたというから、車内での喫煙前後にあえて脱いだのだろう。

 真っ当な注意をうながした高校生を“返り討ち”にした宮本容疑者は、宇都宮市内のホストクラブに勤務する現役ホスト。市内の飲食業界関係者によると、昨年12月に東京・新宿歌舞伎町から来たばかりにも関わらず、逮捕前から知られた存在だった。