公共物を破損、注意すると“逆ギレ”

 被害は当然ながら江東区だけではない。都内でスケボー被害に遭っているマンションの住民らに話を聞くと……。

「共有のベンチは角などが削れたり、割れてしまっています。ただ座っていただけで、こんな傷が出来るわけがない。いくら金メダリストが活躍したって、こういう人がいなくならない限り、スケボーが市民権を得ることはないと思います」

豊洲の川沿いにあるベンチ。板上はスケボー車輪跡。削られた傷も残る
豊洲の川沿いにあるベンチ。板上はスケボー車輪跡。削られた傷も残る
【写真】スケボーで被害を受けた公園のベンチの傷跡

「うちのマンションは花壇がスケボーによって傷だらけになりました。“スケボー禁止”のはり紙をたくさん貼って、花壇付近に気づきやすい防犯カメラを付けたことでいなくなりました。正直はり紙がたくさん貼ってあるのは見た目的に良くないと思いますが、しょうがないですね……」

ベンチなどに板を乗せたときの“滑り”を良くするために、ロウか油のようなものを塗っているようなのですが、傷がつくだけでなく、それで汚れてしまったことが非常に腹立たしいです

「一度スケボーとぶつかりそうになったとき、謝るどころか、“邪魔だよ”などと言われました。マンションの管理組合からは、下手に注意などをするとさらにトラブルになるかもしれないので、“注意せずに110番と管理組合へ連絡してください”と言われています」

 これらのような破壊行為は当然、罪だ

他人の物を損壊したとして器物損壊罪が成立します。ただし、建造物自体や、建造物から容易に取り外せないなど、建造物にとって重要な物を損壊した場合には、より重い建造物損壊罪が成立する可能性も

 そう話すのは杉並総合法律事務所の三浦佑哉弁護士。7月のある夜、豊洲で滑っていた少年に話を聞いた。

「このへん滑りやすいんで。(傷つけていることについて)いや〜スケボーってそういうもんっていうか……」

 罪の意識はない。