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ー Q. 気温が高いとすぐに黒くなるバナナ。長持ちさせる方法は?
皮が黒くなっても果肉が変色していなければおいしく食べられる。どうしても気になる場合はバナナジュースや焼きバナナにしてもOK

 いよいよ夏本番!そんな中、常温で放置しておくとすぐに真っ黒に変色してしまうのが、バナナ。夏にオススメの保存方法とは? また、その熟れ具合によって栄養成分が変化!? 知って楽しい、おもしろ雑学をお届け。

Q. 気温が高いとすぐに黒くなるバナナ。長持ちさせる方法は?

A. 好みの熟し具合になるまでは常温で保存し、それ以降は冷蔵庫に入れてください (スミフルジャパン マーケティング部 佐藤豊さん)

 この季節に常温で放置しておくとすぐに真っ黒に変色してしまうバナナ。おいしいけれど、ひとり暮らしだとそんなに短期間で食べきれない。バナナを黒くなりにくくさせる方法はないだろうか。バナナの輸入、販売をしているスミフルジャパンの佐藤豊さんに聞いた。

「バナナは低温で保存すると、それ以上、熟しにくくなります。そのため、最初は常温で好みの具合になるまで置いておき、そのあとは冷蔵庫に入れておくと、お好みの状態を保つことができます。常温保存よりも日持ちするだけでなく、ひんやり冷たくておいしいので、夏にぴったりの保存方法です」(佐藤さん、以下同)

 でも、冷蔵庫に入れておいても皮が黒くなった経験が。どうしてなのだろう。

冷蔵庫に入れて黒くなるのは熟しているからではなく、低温障害のためです。低温障害は皮が黒くなるだけで中身には影響ありません。見た目が気になるのであれば、房ごと冷蔵庫に入れるのではなく、一本ずつ新聞紙などで包んでから保存すると皮が黒くなるのを抑えられます」

 また、バナナは熟れ具合によって栄養成分が変化するため、期待できる効果も変わるそう。

「房の根元がまだ青いバナナは整腸効果が、皮全体が黄色いバナナは美肌効果、熟した茶色いバナナは免疫アップ効果が期待できます」

 どのタイミングで食べるべきか、効果を意識してみるのもおもしろい。