「いえ、聞くところによると、内村くんは“タキニ批判”をしたのではなく、“ジャニーさん愛”を主張したかったのだと思います」とは、ジャニーズ事情に詳しい芸能ライター。

 2018年にジャニー喜多川さんによって結成された前身ユニットから、同年8月のサマステにて名称を変更された経緯をもつ『少年忍者』。いわば“ジャニーさんチルドレン”とも言えよう。

「内村くんは問題発言の前に、『少年忍者』を“ジャニーさんが最後に作ったグループ”と強調し、さらに原点であるサマステで“成長した姿を見せられなければ、自分たちの存在価値がなくなる”と話しているんです。その流れで、タッキーが手がける新グループにも負けてたら“一生、上には上がれない”と、あくまでも自分たちを鼓舞するような物言いだったみたいですね」(芸能ライター、以下同)

ジャニーズJr.「定年制度」への不安

 Jr.を束ねる滝沢氏が目をかけるグループに負けないほどにパフォーマンスに磨きをかけて、“デビューさせない手はない”と思わせるほどに結果を出そうと奮闘しているようだ。さらに、

“世間が驚くような新しいこと、個性を出していかなくてはいけない”と、ジャニーさんが築き上げ、先輩らが継いできた“ジャニーズイズムの継承”こそ『少年忍者』が進む道であると、内村くんは涙を流しながら訴えてみせたと。

 まだ19歳で言葉足らずなところもあり、またジャニーさんへの想いが強すぎたために誤解を生むような物言いになってしまった、というのが真実ではないでしょうか」

 では、ファンの間で囁かれる“タキニ”問題は実際に起きているのか。

ジャニーズ内におけるタッキーの発言力と影響力は日に日に増しているとも言いますから、側から見ればコンサート開催やメディア露出、さらに言えばJr.の命運さえも握る存在にも映ってしまうのかもしれません。

 ただ言ってしまうと、ジャニーさんの方がお気に入り傾向は強かった(苦笑)。それに、たとえ推されたグループだとしても、実力が伴っていなければ生き残ることはできませんからね」

 2023年3月31日には、“滝沢改革”の一環であるジャニーズJr.の「定年制度」が適用される。この日までに満22歳を迎えるJr.は、自身の進路をあらためて考えている頃か。

 ジャニーズJr.はデビューの夢を掴むために、常に不安とプレッシャーを感じながら日々の稽古に打ち込み、懸命に努力を続けるしかないのだろう。