まだ買えます!昭和から続くおもちゃたち

 時代に寄り添い変化しても、人々の心をつかみ続けている昭和おもちゃの数々をご紹介!

スリンキー

金属や樹脂でできたバネ状のおもちゃ「スリンキー」
金属や樹脂でできたバネ状のおもちゃ「スリンキー」
【写真】いくつ覚えてる?懐かしの昭和おもちゃを写真で一気見

 金属や樹脂でできたバネ状のおもちゃ、スリンキー(スプリング)。デスクに置けばペン立てやメモホルダーに。高い所から伸ばすもよし、腕にはめるもよし、はたまた階段を自力で下りることもできる。引っ張りすぎて元に戻らなくなったり、絡まっちゃったりしたのもいい思い出。星型などのバリエーションもあるが、現代でも昔日の姿のまま現役!

モーラー(くねくねつちのこ)

生きているみたいに動くCMで子どもたちの注目を集めた「モーラー」
生きているみたいに動くCMで子どもたちの注目を集めた「モーラー」

 生きているみたいに動くCMで子どもたちの注目を集めた「モーラー」。テグスで操作する人形のおもちゃだ。小さい子どもがCMのように動かすことはかなり難しい、どちらかというとマジック寄りのアイテムで、マギー審司の“お友達”だったことも。よりペット感がリアルになった電池式の「じゃれっこモーラー」も大ヒット。※昭和レトロ玩具満足セットには「くねくねつちのこ」が同梱。

リリアン

 女子にはおなじみ、簡易編み機のミニチュア版。ひもを順番に爪に引っかけていくと“リリアン(リリヤン)編み”を作ることができる。駄菓子店のベストセラー商品になり、一時期はコンビニのおもちゃコーナーに並んでいたことも。

どちらも女の子に人気だった「チエンリング」と「リリアン」
どちらも女の子に人気だった「チエンリング」と「リリアン」

 ドラマ『スケバン刑事』では武器を持った悪人とも互角に戦える便利なアイテムであるが、こちらのリリアンはどちらかというと「編む行為」そのものが目的の平和なおもちゃ。“手芸沼”の入り口になった人も?

チエンリング

“チェーン”のようにつなげられ、“知恵”を使っていろいろなものを作れるチエンリング。ブレスレットやネックレスを作った人も多いのでは?

“チェーン”のようにつなげられ、“知恵”を使っていろいろなものを作れる「チエンリング」
“チェーン”のようにつなげられ、“知恵”を使っていろいろなものを作れる「チエンリング」

 1950年代の発売以降、駄菓子店・玩具店・スーパー・デパートなど場所を問わずよく売れたという。素材はもともとPVC(塩化ビニール)素材だったものが、工場の変更でPS(ポリスチレン)に変わるも、割れやすさが指摘されたため割れにくくて安心なPP(ポリプロピレン)製へとアップデートされて現在に至る。

トラバルーン

「割れないシャボン玉」として大人気だった「トラバルーン」とブリキ独特の音が鳴らせる「セミカチ」
「割れないシャボン玉」として大人気だった「トラバルーン」とブリキ独特の音が鳴らせる「セミカチ」

「割れないシャボン玉」として大人気だった商品。チューブの中に入っているのは酢酸ビニル樹脂で、これをストローの先につけて膨らますとビニールの風船玉ができあがる。大きなものを作ったり、たくさん作ってくっつけて遊んだり……とさまざまな遊び方がある。独特の匂いが忘れられないという人も多いのでは?