〈2〉冷凍食品はラベリングと二重保存で使い切る

 コロッケやシューマイなど、市販されている冷凍食品も、一度開けたら2週間以内に食べ切ること。

家庭用の冷凍室はマイナス18度くらいと、業務用に比べて温度が高く設定されています。さらにドアを開け閉めするたびに庫内温度が上がって劣化が進みます。『冷凍室に入れておけば大丈夫』と過信せず、しっかり管理を」

冷凍食品はラベリングと二重保存で無駄なく使い切ろう(写真提供/島本美由紀さん)
冷凍食品はラベリングと二重保存で無駄なく使い切ろう(写真提供/島本美由紀さん)
【写真】無駄遣いを防ぐ!“貼るだけ”保存テクを写真で紹介

 市販の冷凍食品は、フリーザーバッグに入れて二重保存し、開封日を必ずラベリング。二重にすることで冷凍室内でのニオイ移りを防ぎ、味の劣化を防ぐ。

「下味冷凍など手作りの料理は、調理した日と内容をラベリングして、フリーザーバッグに入れて保存しましょう」

ストック食品も「衣替え」が大切

 食費のムダを徹底的になくすためにもストック食品は定期的な見直しが肝心。

「おすすめは季節ごとの見直しです。春夏秋冬で家庭の食卓は変わるので、そのタイミングでストック食品も棚卸しして、中身を確認。賞味期限が近いものは積極的に消費するなど、回転させることを意識しましょう。クローゼットの衣替えをする時期になったら、食品の『衣替え』も思い出してくださいね

 衣替えの際のストック見直しで、『これって中身はなんだっけ?』『賞味期限を見逃しそう』というものがあれば、しっかりラベリングしておくと安心。外箱から出したレトルト食品や、フリーザーバッグに入れた作り置き食品などは、中身がわかりにくくて消費が先延ばしになりがちだ。

「家族の誰が見てもわかりやすいように、目の位置を意識してラベリングしましょう」