目次
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ー 4度目の挑戦でつかんだヒロイン
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ー 2つの舞台について語る

 2545人の応募があったオーディションのすえに、朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合月~土曜午前8時~)のヒロインを射止めた福原遥(24)。

4度目の挑戦でつかんだヒロイン

 2005年にドラマ『恋の時間』で子役デビューしたが、'11年放送の朝ドラ『おひさま』がきっかけで女優を志す気持ちが固まった。

「中学生のときに学校や仕事のことで悩んでいた時期に見ていました。何があっても太陽のような笑顔で明るく前向きなヒロインの姿に勇気をもらいました。

 私も前向きに頑張るという気持ちになれたこと。(作品が)人生を変えられるのを感じることができて、自分もいつか朝ドラに出演して少しでも見てくださる方の背中を押せるようになりたいと思っていました」

 念願のヒロインは4度目の挑戦でつかんだ。

「決まったときはいままでの人生でいちばん舞いあがりました。実感は湧かないけど、なぜか涙が出るみたいな不思議な気持ちにもなりました。

 ずっと夢見ていた朝ドラ、そのために頑張ってきたこともあるのでうれしかったです。今持っている自分の力を全部出して、見てくださる方に前向きなメッセージを届けたいです」

 主人公の岩倉舞は、東大阪市の町工場に生まれ育つ。幼いころから人の気持ちを察して、自分の気持ちを抑えてしまう。そんな舞が五島列島での出会いで次第に変わり、「ばらもん凧」に魅せられて空に憧れ、旅客機のパイロットを志す。

「舞は人の気持ちや考えていることに敏感。人に合わせて(心身が)疲弊して熱を出したりします。でも強い人になりたい気持ちは誰よりもあるので、その思いを大切にして演じたいと思っています。

 お芝居をしていて舞がどんどん(精神的に)強くなっていく様子や勇気を出して意見を言う瞬間がうれしくて、少しずつ前進している姿は演じていてもパワーが出てきます。

 舞が自分の意見を言えなかったり自信がなかったりするところは、私と似ていますが、成長するにつれて頼もしくカッコいい前向きな女性になっていくことに刺激をもらいながら、私も一緒に強くなっていけたらいいなと思います