目次
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ー 球界のガーシー化!YouTube「デーブ大久保チャンネル」で暴露
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ー 楽天グループ・三木谷浩史会長の現場介入
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ー 現役引退後も才覚発揮も二度の暴力トラブル ー デーブ大久保の転機

 10月13日、巨人は2023年シーズンのコーチ陣メンバーを発表。一軍打撃チーフコーチに名前が挙がっていたのは、デーブ大久保こと大久保博元氏だ。

 デーブは2015年に東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を辞任すると、かねてから経営していた野球塾『デーブ ベースボールアカデミー』に加え、2016年春から東京・新橋で居酒屋『肉蔵でーぶ』を開業。その傍ら野球解説者として活動していた。

球界のガーシー化!YouTube「デーブ大久保チャンネル」で暴露

 ところが2020年にコロナが蔓延し、営業自粛を余儀なくされ、空いた時間を埋めるためにYouTube「デーブ大久保チャンネル」を始める。そこでは、名だたるプロ野球OBを次々に招いて時にガーシーこと東谷義和氏ばりの“暴露”ありのぶっちゃけトークを引き出してきた。

 今だからこそ話せる野球界の裏話がウケ、チャンネル登録者数は約34万人でプロ野球関連のYouTubeでもトップクラス。その人気にあやかって、次々と球界のレジェンドたちが登場し、スレスレトークを展開し、レジェンドたちもチャンネルを開設してデーブに追随するという現象が起きている。

 たとえば、巨人OB投手の高橋尚成が出演した最終回は、『尚成、逆指名でいくら貰ったんだ』というタイトル。

 1999年に「希望入団枠制度(逆指名制度)」で入団したゲスト・高橋尚成に対し“お金”を意味するジェスチャーを交えながら「あれはないわ」と水を向けると尚成は同じ逆指名で入団した選手の名を挙げ、「河原(純一)さん、小久保(裕紀)さん、入来(祐作)さんなんかはすごかった、(高橋)由伸でしょあと」と応じている。

 2005年に横浜ベイスターズに入団した那須野巧氏は、入団時の契約金が最高標準額を大幅に超える5億3000万円、1年目の年俸も申し合わせの2倍となる3000万円だったことが発覚している。つまり「逆指名」イコール“裏金”というイメージがつきまとっていただけに、高橋尚成の回は、裏金という名言こそしていないものの、タイトルといい、お金マークといい、物議を醸してもおかしくない回だった。