イクメンの啓蒙にのめり込むも…

 第1子が誕生した際は前職場の上司から反対されて育休をとれなかったため、第2・3子のときにどちらも取得。さらには“イクメン”を増やす活動にも取り組むようになっていく。そのひとつが、『NPO法人ファーザーリング・ジャパン東海』への参画だった。7年ほど前から、子どもへの本の読み聞かせのほか、さまざまなイベントに参加、子育てセミナー講師として講壇に立ったこともあった。そこではこんな発言をしていた。

『県内でも育休を取る男性は少なく、まだまだ取得しづらい雰囲気もある。

 父親同士が働き方や育児のことを話す機会というものも普段ほとんどない。令和を契機に新たな働き方を考えるきっかけにしたい』

 新米パパたちに、

《新しい時代、パパをアップデートしよう!》
《もっとパパを楽しみましょう!》

 と呼びかけていた。イクメンを啓蒙する活動のウラで、“パパ活もアップデート”させていたとは……。バイタリティがあるにも程がある。

イクメン仲間とともに父親の子育て参加を訴える橋本淳邦容疑者(イベント事務局HPより)
イクメン仲間とともに父親の子育て参加を訴える橋本淳邦容疑者(イベント事務局HPより)
【写真】容疑者の“イクメン”アピールがエグい、勤務先の就活ページでは持論を展開して…

 容疑者がのめり込んでいた活動を主催する『ファーザーリング・ジャパン事務局』(東京)にも取材を試みたが、

「問い合わせいただいた方ですが、本会会員でないため、お答えする内容がございません。以上、簡単になりますが、よろしくお願いいたします」

 という、そっけない回答のみだった。