シンガーシンママ部門

CD時代の印税額で巨万の富、すべての経験を作品に投影!

稼ぎ力が抜きんでている宇多田ヒカル

 強烈な才能さえあれば、しっかり稼げるというのは誰でもわかる。そのいい例が、歌手の宇多田ヒカル(39歳)ではないだろうか。1998年に15歳でデビューし、1stアルバムの累計売上枚数は765万枚を超える。CDの印税はアーティストが1%〜3%、作曲家と作詞家は1・5%が相場。宇多田の場合は、作詞作曲も自分だから、概算で10億円は超える。さらにデビューして今日までの間に、76億円以上を稼ぎ出したといわれる。

 現在7歳になる男の子がいて、父親であるイタリア人男性との離婚では慰謝料などで散財したともいわれる。しかし、一時休止していた音楽活動を6年前に本格的に再開したこともあり、稼ぎ力が抜きんでていることは間違いない。

シンママ歌姫・浜崎あゆみ

 シンママ歌姫といえば、浜崎あゆみ(44歳)も忘れてはいけない。浜崎は、3歳と1歳の子どもがいるが、父親が誰であるかは明かしていない。浜崎の年収は、ピーク時には10億円前後あったともいわれる。現在は全盛期に稼いだ印税だけでも2億円近くになる。

「未婚の母は生きづらいとのイメージもありましたが、今はそれも女性の選択肢のひとつとして受け入れられています。例えば結婚歴のないひとり親については税制上の優遇が受けられる寡婦控除が適用されませんでしたが、2020年からは未婚であっても税制の優遇控除が受けられるように。国の流れも変わってきています」

 カッコいいシンママスタイルを世に発信することで、離婚のイメージを変えている彼女たち。芸能界だけでなく、ビジネスやSNSの世界へと活躍の場を広げて、さらに輝きを増す姿をこれからも楽しみにしたい。

解説をしてくださったのは森本由紀さん
ファイナンシャルプランナー・行政書士・離婚カウンセラー/行政書士ゆらこ事務所代表。自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインドづくりや生活設計のアドバイスを行う。