ぼったくりしているという噂も…

「店が入っているビルの裏の道では禁止されている客引きを行っていました。お客さんと従業員が一緒に入っていくところもよく見ましたが、お客さんは大人しそうな男性が多かったです。ぼったくりをしているのではという噂もあり、お客さんとトラブルになってモメているような声や警察が来るようなこともたびたびありました」(同・近くの店に勤務する女性

上野瑛一容疑者が経営するガールズバーが入っているビル
上野瑛一容疑者が経営するガールズバーが入っているビル
【写真】10代女性らが殴り合ったと思われる現場。薄暗くて床にも黒いシミが…

 同じビルの別の階には、まったく同じ名前の店もあった。

「気づいたら勝手に名前を使われていました。上野容疑者のお店は無許可で風俗営業もしていたようで、それ目当ての人が間違えて入ってくることもあって、迷惑していました」(同じビルの飲食店で働く男性)

 決闘の場所となったのは、このガールズバーとは別の場所。大阪市北区に上野容疑者が借りていた古い雑居ビルだった。

「たまに若い男女数人が出入りすることはありましたが、普段からシャッターは閉まっていて、開いているところはほとんど見たことなかったですね。9月にはこのテナントから出ていったようです」(雑居ビル関係者)

 10代の女性暴力行為をけしかけ、悪評の集まる店を経営していた上野容疑者とはどのような人物なのか。

「体格がよくて、腕にはタトゥーが入っていました。関西弁を話していましたが、関東から来たと聞きました。お客さんの胸ぐらをつかんだり、バックヤードで従業員に暴力を振るっていたところを見た人も。店には看板がなかったので、つけないのか聞いたら、“もうすぐつけますよ”と言っていましたが、結局最後までないままでしたね」(前出・同じビルの飲食店で働く男性)

 堅気ではないような雰囲気も出ていたようが……。

「捜査関係者によると自称・半グレ。大阪に来る前は、関東の暴力団の関連団体に所属していたという話もあります」(前出・全国紙記者)

 警察は決闘をした2人のほかに、現場で見物していた数人も書類送検する方針。人と人が戦うのは格闘技のリング上だけにしてほしい。