高圧的な態度は今の時代には……

 好きなベテラン芸人がいれば、嫌いなベテラン芸人もいる。関東・関西ともにワースト1位に選ばれたのは、いわゆる“東京芸人”の爆笑問題

 理由を聞くと「政治関連の太田の発言が聞くに堪えない」(東京都・40代女性)、「太田のぶっ飛び具合が気に入らない」(神奈川県・40代男性)など、主にボケの太田光(57)に対する批判が多く集まった。

視聴者は、“バカなことを言っている太田さん”が好きだったのに、今はやたらと難しい話をしようとしますよね。それも誰かを個人攻撃するような内容が多いので、不快に感じる人が多いようです。6位のラサール石井さん(67)も、SNSの政治的発言がよく問題になります。

 太田さんもラサールさんの話も、雑誌の連載などで読むと面白いんですよね。でも、テレビやSNSで発言・発信をすると、言葉が足りなかったり、ちょっと言い方がきつく感じたりもする。それが重なったのだと思います」(前出・野呂さん)

 昔から日本の芸能界には“政治と宗教の話はご法度”という不文律があるが、彼らの現状を見ると妙に納得?

とんねるずの石橋貴明
とんねるずの石橋貴明

 関東ワースト2位、関西で3位のとんねるずには「石橋貴明が高圧的で嫌い」(石川県・60代男性)や「石橋のセクハラやパワハラの芸風が時代にそぐわない」(埼玉県・30代男性)などの声が多数寄せられた。かつては、とんねるずがテレビで傍若無人に振る舞う姿に多くの人が魅了されたが、現代では受け入れられないようだ。

 そんな彼らと同様に、時代の価値観とのズレが指摘されるのが、好きな芸人2位に入った明石家さんまだ。関東ではワースト5位に、関西でも10位にランクイン。

さんまさんの場合は『結婚するのが女のしあわせ』と発言するなど、前時代的な価値観が露呈するたびに嫌悪感を抱く人が増えていますよね。

 また、アンケートコメントに『いい年して若い女が好きなのが気持ち悪い』(東京都・50代男性)とあるように、若い女性にしか興味がなさそうな言動もマイナスになっている印象です」(前出・久世さん)

 どうやら芸人の世界でも、笑いや価値観のアップデートは必須なようだ。嫌いな芸人ランキングは、関東芸人が多くあがる寂しい結果となった。