川尾も周囲に結婚したことは打ち明けていたが、相手が松本であることは隠そうとしていた。

「2018年くらいに久しぶりに川尾さんにお会いしたら、左手の薬指に指輪があって。驚いて本人に聞いたら“最近、かなり年上の音楽関係の人と結婚したんです”と打ち明けてくれたんです。当時松本さんと親しくしていたのを知っていたので、“松本さん?”と聞いたらしばらく考えたのちに、複雑な表情で“……そうです”って。でも、有名人の松本さんと結婚したから名前が売れた、と思われたくないのか、親しい人だけにしか話していなかったみたいですよ」(川尾の知人)

 互いに結婚したことを公にはしていなかったが、松本はSNSで“匂わせ”投稿を頻繁に行っていた。

「川尾先生は超絶美人」

 松本が川尾から書道のレッスンを受けたという2016年6月4日には、ツーショット写真を公開。

川尾先生は超絶美人で、あの人とあの人を足して2で割った感じ。ぼくのフレーズをさらさらと書いたら、息を飲むほど美しい文字になった

 と記していて、惚れ込んでいる様子が伝わってくる。

 また、2017年8月6日には、友人たちと自宅にて神戸花火大会を鑑賞した際の写真を投稿。前列の中央にふたりが並んで座っているのだが、よく見るとどちらの左手薬指にも光るものが……。

「結婚後、松本さんの投稿には川尾さんが登場する機会が大幅に増えました。書道にもハマったのか、結婚指輪をした手で書き初めをする様子なども公開するように。また、エド・シーランのライブに訪れたことをふたりそろって投稿し、同時期に福岡を訪れていることも投稿していて。ふたりを知る人物からすれば、すぐに勘づくような内容ばかりでした」(松本の知人)

 さらに、2018年4月18日に発売された『白鳥の歌』というCDは、松本が詞を担当し、川尾が題字を揮毫している。夫婦の共作もこっそりと世に送り出されていたのだ。

 そんな仲睦まじい“匂わせ”は徐々に見られなくなり、離婚した2019年を境に、ふたりの左手薬指から指輪が消えたのだった。