廊下でプレイ中のカップルの依頼は

 そんな昭和なホテルを愛する平成生まれのONIさんが、取材の中で特に衝撃的だった“奇想天外ホテル”の一部をご紹介!この中でも特に印象的だった部屋は?

老舗SMホテル、受付パネルからも怪しい風情が…※撮影・取材協力/鬼束ちなつ
老舗SMホテル、受付パネルからも怪しい風情が…※撮影・取材協力/鬼束ちなつ
【写真】スライダーに回転ベッド、360度鏡張りも…いかがざわしくって面白いホテルの数々

「当時、レジャーホテルのドキュメンタリーを撮っていた村上賢司監督と初めて取材に訪れたのが港区の老舗SMホテルなんですが、われわれがカメラを持ってホテルに入ったら、ちょうど廊下でプレイ中の方々が“自分たちも撮って”と近づいてきて。まだ学生でしたし、初取材だったので、めちゃくちゃ印象に残っています」

 それから14年間。取材で撮りためたレジャーホテルの数は全国で600室を超える。

「許可取りをする本格的な取材と、たまにゲリラでも取材しています。本業で出張も多いので、ホテルを下調べして泊まったり。現地のレジャーホテル好き女子とオフ会を兼ねて泊まったこともあります。1室料金になるので、2人なら下手なビジネスホテルより広くてキレイなのでお得ですよ!観光の際に使うのもオススメです

 福岡県にある某レジャーホテルでは受付の横にショーケースがあり、美しいケーキがとり放題。パティシエがお菓子を作るさまが見られるという甘党歓喜のサービスがあったとか。

「めったに行かない新しめのレジャーホテルでしたが、カフェのようにオシャレな部屋でひとり、おいしいケーキをいただいてきました(笑)」

 こういったイマドキホテルを紹介してくれつつも、やはり気になるのは“絶滅危惧種”である“昭和”なホテルと語るONIさん。

「数を減らしながらも日本各地で現役稼働中です。ぜひ読者のみなさんもSNS映えスポットを探す気分で探してみてくださいね!」