老舗芸能プロダクション・チーフマネージャーは、「いつまでも“アイドルを気取っていられない”ことは本人が一番わかっているでしょう」と支持層の変化を理解する。

男性視聴者の支持も多い『教場』

 4月にスタートする、『HERO』第2シリーズ(2014年、フジテレビ系)以来となる、久々の“月9”ドラマ『風間公親 教場0』。SPドラマ2本を経て連続ドラマに至った同作は、警察官を養成する警察学校を舞台とする、木村がシルバーヘアの教官を演じて話題となった作品だ。

「これまでになかった冷徹で最恐の鬼教官ぶりは、木村さんの“ヒーロー”イメージをガラリと変える役柄だけに、SP作はいわば“観測気球”としての役割もあったみたいですね。蓋を開けてみれば意外にもハマり役で、骨太ドラマとして男性視聴者からの支持も高かったことで満を持しての連ドラ“GO”サインが出たのでしょう。

 そして、おそらくは『教場』をきっかけに、“レジェバタも見てみよう”と劇場に足を運んだ男性客も多かったのかもしれませんね。50歳を迎えた木村さんにとって、俳優としてのリスタートを象徴する映画、ドラマになるのでは?」(同・マネージャー)

 “キムタクから木村拓哉”へ。記録よりも記憶に残る、そんな俳優になりたい!?