流行語大賞にもノミネートされた“干物女”が主人公に

 5位は『恋はつづくよどこまでも』(2020年、TBS系)。

「佐藤健がドSでときどきデレるのが良い。ヒロインの上白石萌音も可愛かった」(52歳・京都府)

「天堂にときめきっぱなしだった」(40歳・奈良県)

 と、37票を獲得。佐藤健演じる医師・天堂浬のツンデレにやられたとの声と同時に、ヒロインのナース・佐倉七瀬を演じた上白石萌音を推す票も目立った。

『恋はつづくよどこまでも』のメインキャスト、上白石萌音と佐藤健
『恋はつづくよどこまでも』のメインキャスト、上白石萌音と佐藤健
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「とにかくキュンキュンの見せ方がベタで、ここまでやるかというぐらい詰め込んでいました。見てられないと言いながらも、みんな佐藤健にきゃーきゃー言って騒いでいたのでは。上白石さんをヒロインに据えた人選も見事。

 当初は“もっと可愛い女優を”ともいわれたけれど、ピュアに恋する姿が可愛くて、最終的に佐藤健ファンが彼女を応援するようになっていました」(田幸さん)

 6位は『ホタルノヒカリ』(2007年、日本テレビ)。

「綾瀬はるかの“ぶちょ~”が可愛かった」(50歳・兵庫県)

「“干物女”のヒロインと藤木直人が演じた部長のまったりした恋愛模様が良かった」(59歳・滋賀県)

 と26票獲得。綾瀬はるか演じる雨宮蛍のぐうたらな“干物女”が話題に。“干物女”はこの年の流行語大賞にノミネートされ、注目を集めた。

『ホタルノヒカリ』メインキャストの綾瀬はるかと藤木直人
『ホタルノヒカリ』メインキャストの綾瀬はるかと藤木直人

「このあたりから美人なのに残念なヒロインが増えましたね。干物女に共感する女性が多く、それもヒットの理由。ひと昔前の月9はヒーローのカッコよさにキュンキュンしたけれど、このドラマはみんな蛍にキュンキュンしていました」(田幸さん)

 7位は『ラスト♪シンデレラ』(2013年、フジテレビ系)。

「年齢差がありながら好きになってしまうところにキュンとした」(59歳・茨城県)

「三浦春馬さんの笑顔に癒された」(50歳・神奈川県)

 と、21票獲得。篠原涼子演じる39歳“おやじ女子”遠山桜と、24歳のイケメン御曹司・佐伯広斗の年齢を超えた恋物語で、最高視聴率は20・9%を記録した。

「ドラマ視聴者が高齢化し、ヒロインも高齢化。ぐっと年下のイケメン男子と恋に落ち、ご都合ドラマともいわれましたが、三浦さんの魅力で支持を集めた。眼福ドラマの感がありました」(田幸さん)