蒸し返される『どうぶつ園』シリーズの炎上

 一方で、その繋がりから、過去の『どうぶつ園』シリーズ自体の炎上も再注目されている。『天才!志村どうぶつ園』で人気コンテンツだった『白井家』は、身寄りのない動物達を約40匹引き取り育てている一家の様子をドキュメンタリーで放送していた。

 しかし、2019年の『文春オンライン』で、『白井家』の不適切飼育や悪臭などでの近隣トラブルが報じられて以降、番組からも白井家からも説明が無いまま打ち切りとなった。

「『I LOVE みんなのどうぶつ園』になってからも問題は続きました。神奈川県にある『見て・触って・買える動物園』に相葉さんらが訪れた回では、気性が荒い野生動物であるスナネコをペットとして飼えると誤解させたこと、骨折させる可能性があるにも関わらずインコの足に鎖をつけている様子を放送したことで、視聴者から批判の声が多くあがりました。

 また『天才!志村どうぶつ園』から『I Loveみんなのどうぶつ園』時代に渡って、チンパンジーをエンターテインメントとして扱うことも国内外で非難の的となっていました。

 いち演者である相葉さんに落ち度はないものの、『スッキリ』のペンギン騒動を機に相葉さんが出演してきた『どうぶつ園』シリーズの炎上が掘り起こされ、またジャニーズ関連のまとめサイトでも、そうした過去の記事がアクセスランキング上位になるほど読み返されています」(スポーツ紙記者)

 長寿番組となっているどうぶつバラエティーにまで影響を及ぼすほど大きな問題となった『スッキリ』のペンギン騒動。それにもかかわらず、これまでに謝罪を行っていない春日は、『スッキリ』が最終回を迎える前日の3月30日に、『スッキリ』に続く時間帯に同局で放送されている情報番組『バゲット』の生放送に出演。

 ピンクのベストを着て胸を張り、八二分けのテクノカットといつも通りのいでたちに偉そうな口調は通常運転で、『スッキリ』のことは何もなかったことのようにふるまっていた。

 これには、

《春日俊彰、今日も全くの反省の色無し!!》

《スッキリには出ないでバゲットには春日出るんだ》

《春日さん日テレの生放送に出てるんだからスッキリの件謝っとけばよかったのに》

 と批判が噴出している。

 尾を引く『スッキリ』のペンギン騒動。今後の日本テレビと春日の対応が沈静化のカギとなるか。