1996年の二科展で、父の勘七さんと親子入賞を果たした工藤静香。左は美人母の武子さん
1996年の二科展で、父の勘七さんと親子入賞を果たした工藤静香。左は美人母の武子さん
【写真】木村拓哉がしれっと“解禁”した工藤静香とのツーショット

“スナック画”と呼ばれる絵

 画家として二科展に1回の特選、14回の入選実績を持つ工藤。

「1990年から10年連続で入選しているその独特のタッチの絵画は別名“スナック画”と呼ばれています。地方のスナックに掛けられてそうな絵ということだそうです。どこまでもイメージを崩さない工藤さんはあっぱれです」(当山さん)

 工藤静香にインタビューしたこともあるという芸能評論家の舞田稔さんは、

彼女は時代の権力者を嗅ぎ分ける能力が抜群に高い。普段は生意気な態度をとって猫のようだけれど、自分に得があると判断すると犬のように懐く。懐かれたほうは自分だけに甘えてくる彼女がかわいくてもっとかわいがる、という。それと彼女を表すのに欠かせないのがヤンキーの魂が根底に流れているということ。木村拓哉さんは実は気が弱いなんて言われていますから、工藤さんくらい強い姉さん女房が合っているのでしょう」

 と、評する。世間になんと言われようが愛する家族に慕われているのだからやっぱり工藤静香という生き方は最強なのかもしれない。

◆工藤静香の芸能界年表◆

・1970年ー4月14日、青森県出身の板前の父と、美容師の母の長女として生まれる。東京都羽村市で過ごす
・1984年ー第3回「ミスセブンティーンコンテスト」に出場し、特別賞を受賞
・1985年ー1月、清原亜希らとともに『セブンティーン・クラブ』を結成。レコードデビューを果たすが2枚で解散
・1986年ー5月、『夕やけニャンニャン』(フジテレビ系)のおニャン子クラブ公開オーディションに合格。会員番号38番となる
・1987年ー5月、生稲晃子らとともに『うしろ髪ひかれ隊』として活動
・1987年ー8月、『おニャン子クラブ』解散と同時に『禁断のテレパシー』でソロデビュー/5クール連続でテレビドラマに出演するなど女優としても活動を始める/画家として二科展に出品するなど芸術方面でも活動を始める
・1988年ー『MUGO・ん…色っぽい』で初の1位を獲得/「愛絵理」名義で作詞活動を始める
・1989年ー『恋一夜』、『嵐の素顔』、『黄砂に吹かれて』と50万枚以上の大ヒットを連発。大ファンの中島みゆきに楽曲提供を求め、以降親交を深めていく
・1994年ーYOSHIKIがロサンゼルスで飲酒運転とスピード違反で現行犯逮捕。同行していた工藤静香の存在も報じられ、交際宣言/デビュー以来付き合いのあった後藤次利のもとを離れセルフプロデュースを始める
・1997年ーとんねるずの石橋貴明とのユニット『LittleKiss』を結成し、歌唱中に実際にキスをするパフォーマンスが一部で話題に
・2000年ー12月5日、当時SMAPメンバーとして人気絶頂の木村拓哉と結婚
・2001年ー5月、長女Cocomi出産
・2003年ー2月、次女Koki,出産
・2016年ー12月、夫・拓哉が所属するSMAPが解散
・2018年ー5月、次女Koki,がモデルデビュー
・2022年ー4月、長女Cocomiがフルート奏者としてデビューアルバムを発売