最初におぼえた手話は“うるさい”だった

 少女漫画がきっかけで興味を持つようになった手話だが、昨年、グループのメンバー・目黒蓮が聴力を失った男性を演じたドラマ『silent』に出演したことで、さらに興味が高まっていった。

「いちばんにおぼえた手話は“うるさい”でした(笑)。ドラマの中でも大切にされていた言葉だったので」

 番組には『silent』で夏帆が演じるろう者の友人を演じていた那須映里も出演している。

「那須さんとは、『silent』の話も少ししました。“手話を使っていた俳優さんがみんな自然で上手だった”と聞いて、自分のことのようにうれしかったですね。それから、“目黒”という手話も教えてもらいました(笑)」

 ドラマ出演にあたって、熱心に手話を勉強していたという目黒と手話の練習をすることがあるか聞くと、

「練習は家でやっているので。でも、目黒に“悲しいってどうだっけ?”“怒ってるは?”みたいな感じで聞くことは、日常でよくあります。

 そうするとすぐに答えてくれるので、頼りになりますね。“手話で内緒話ができるようになりたいね”って話していて。そういう存在が身近にいるのはうれしいです」