人気の少ない現場アパートの様子を伺うと、中には玄関前に塩を置いている部屋も。取材を進めていると、ちょうど帰宅した住人により詳しい事情を聞くことができた。

「容疑者は、被害女性のほかにも数年付き合っている彼女がいたようです。昨年10月に引っ越してきたときは、別の女性と同棲していました。20代のギャル風で、殺された女性も似たタイプでした。私は事件当日、午後9時くらいに帰宅しましたが、物が落ちるような音は聞こえたけど叫び声などは聞こえませんでした。木造の割に、防音はしっかりしているので……」(同じアパートの住人)

地元では“悪評”も

 容疑者は、1時間にわたって立花さんを殴り続けたと話している。立花さんは暴力を受けてすぐ声を上げられない状態となり、容疑者はそんな彼女に手を上げ続けたのか――。

容疑者の印象について尋ねると、こう話した。

「引っ越してきた際にたまたま会ったら挨拶してくれましたし、その後もゴミ出しのときに会うと挨拶とか、“いま仕事おわりましたよ”なんて世間話したり、特に変な印象はありませんでした。見た目はホスト風の茶髪で、『GUCCI』のジャージを着ていたり、ハイブランドなものを身につけていたイメージ。仕事は、食品のコンサルタントと車の貸出などをしていると話していました。仕事に使っていた車には、彼女を乗せることもあったみたい。被害者の女性は、美容系の学校に通っていたようです」(同・住人)

5月12日、山中元稀容疑者が立花花華さんを殴って殺害した事件現場のアパートでは、警察が現場検証を行なっていた
5月12日、山中元稀容疑者が立花花華さんを殴って殺害した事件現場のアパートでは、警察が現場検証を行なっていた
【写真】1時間殴り続けても「悲鳴が聞こえなかった…」衝撃の現場

 非情な殺害方法とは裏腹に、普段は温厚な顔を見せていた山中容疑者。しかし、彼の地元で話を聞くと、幼少期についてこんな話が。

「山中容疑者は両親と兄、妹の5人家族で、子どものときに空手をやっていました。近所では結構有名な“ワル”で、中学生のときには保護観察がつけられて警察が探しにきていたこともありました。地域の住民は、当時警察に聞き込みをされたことがあります。中学卒業後は高校に進んだけど、1年生のときに中退したみたい。当時は女にモテるとか、そういうタイプではなかったですね」(山中容疑者の実家の近隣住人)

 空手の経験者である男性が1時間にわたって女性を殴り続ければどうなるのか、容疑者には想像ができなかったのだろうか。2人の間に起きた“トラブル”の真相が明かされる日は来るのか――。