HKT担当時代は問題なく“プロ”の仕事を果たしていたのか……と思いきや、上述のインタビューに驚きの言葉が。インタビュアーから、九州ツアー最終日のリハーサル時にメンバーを叱責していたことを尋ねられると――。

「意図的にシメました(笑)」

《九州の小さなホールをいくつか回って少し褒められたくらいで気が緩んでいるコたちがいたので、意図的にシメました(笑)。この程度で浮かれているようじゃ全国ツアーは失敗しますからね。怒んないとダメなんですよ、タレントは》

《人を叱るのはとても体力がいる作業ですけど、これからも頑張って、メンバーを口汚くののしり、叱り飛ばそうと思います(笑)》

 と、なんとも“スパルタ”な考えを示していた。

 そんな過激な“指導”について、過去にはこんなエピソードも。

齋藤飛鳥(左)と早川聖来(右)(早川のインスタグラムより)
齋藤飛鳥(左)と早川聖来(右)(早川のインスタグラムより)
【写真】“スパルタ”すぎる指導法を語るSEIGO氏のインタビュー

「2014年に放送されたニッポン放送のラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン』に、指原さん、SEIGOさん、秋元康さんが出演。秋元さんが、AKBのメンバーが集合の際などにダラダラと動くことがあると指摘したことに対して、指原さんが“だいぶ改善されてきました”とコメント。理由を問われると、“SEIGOさんすぐ怒るから。怖いから”“(メンバーの動きが遅かった際に)『いいよお前ら出なくて、一人いなくてもわかんねえんだから』って怒られて、それ以来みんなピシピシ動いてます”と説明。このエピソードに秋元さんは“それは大事だな。やっぱりそういう怖いのがいいよね”と好意的に反応していました」(前出・ウェブメディア編集者)

 指導の中では、ときに厳しい言葉も必要なのかもしれない。しかし、“行き過ぎた”暴言は決して認められないだろう。

「SEIGOさんの演出については、『=LOVE』のドキュメンタリー映像でも、たびたび厳しい言葉が飛び交っている様子が話題になっていました。今回の件を受け、ネット上では彼の“業界追放”を求めるオンライン署名まで集まっています。掛橋さんに関する発言は否定されていますが、乃木坂メンバーに対する“死ね”“ブス”といった発言が事実であれば、ただの冗談では済まされない。ファンを心から納得させるためには、本人の口からも公式な説明が必要でしょう

 5月18日、東京ドームで行われたコンサートで“最後の1期生”の齋藤飛鳥が卒業し、すでに2期生も全員が卒業していることで、今後は3・4・5期生が担う“新時代”に突入する乃木坂46。その未来が“下り坂”にならぬよう、周りの大人も細心の注意を払わなければならない。