足の悪い妻をケアする“献身”夫の顔

「お子さんはおらず、猫を5匹以上飼っていた。専業主婦の奥さまは足が悪く、病気がちで、ほとんど外には出ないの。たまに買い物に出かける時は原さんが車を出してあげている。やさしい方ですよ」(近所の住民)

 容疑者は朝7時ごろ、背広姿でゴミ出しをして出勤しているとも。

「身長は170センチくらい、体重90キログラムほどでがっしり体型。いかつい顔をしていて一見怖そうですが、性格は穏やかできちんと挨拶もしてくれます。多弁ではないが、とてもハキハキとした性格だった」(同・住民)

 引っ越してきた当初、町内会の班長を務めたことがあったが、

「住民同士でちょっとした揉めごとがあったんですが、それぞれの言い分を要約して、印刷して配布してくれた。若いのに素晴らしいって評判になったのよ」(別の住民)

 独身時代は都内の中野区に住んでいたという原容疑者。

「1Kのマンションに10年ほど暮らして、同じマンションの1階にあった美容室で働いていた奥さんと出会い、結婚したんです。二人とも40歳ぐらいの晩婚だったから、子どもはできなかった。当時、容疑者は会社員だったけど、結婚後はとある団体の職員になったみたい」(原容疑者の知人)

 一方、廿樂容疑者は独身で、上尾市の一戸建てに父親と姉と3人暮らしをしていた。