事態について、宇内アナは《スタッフの誤操作》と経緯を説明。《この度は、メーカー様・動画配信者様には多大なるご迷惑をお掛けし大変申し訳ありません》とチャンネル内で謝罪文を投稿し、TBSも公式サイトで《お詫び》の文章を掲載することとなった。

立て続けの“炎上”で慎重な姿勢に?

 テレビに限らず騒ぎを起こしてしまっているTBS。同局の炎上といえば、平日朝の情報番組『ラヴィット!』を思い浮かべる人も多いだろう。

 5月2日の回では、日帰り韓国ロケの様子が放送された。市場で韓国式の唐揚げを食べるシーンで、お笑いコンビ・相席スタートの山添寛が、それまで唐揚げを食べるのに利用していた自身のつまようじを、店頭に置かれた別の唐揚げに直接刺して口に。現場の共演者から“マナー違反”を強く非難され、店員も嫌悪感を示しつつ厳重注意をしたが、山添は笑顔で「ラヴィットヨ、ラヴィッソヨ」と韓国語と番組名を交えたような返答をするのみ。

 この“愚行”にネット上では批判が殺到。《迷惑系youtuberと一緒》《日本人観光客のイメージも悪くした》といったコメントに加え、《なんで放送したの?》TBSの判断にも疑問の声が寄せられた。

 ここまで取り上げた騒動は、すべて今年の5月に入ってから立て続けに起こっている。そんな流れもあってか、今年5月28日に放送された福山雅治主演の日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』では、同局の“対応”が話題となった。

5月28日放送のTBS日曜劇場『ラストマン』では、立てこもり事件がテーマとして扱われた(第6話より)
5月28日放送のTBS日曜劇場『ラストマン』では、立てこもり事件がテーマとして扱われた(第6話より)
【写真】YouTubeで宇内アナ炎上の一方、山本里菜アナは「ほぼ下着」に

「この日の放送回では、“大手警備会社の社長が、散弾銃を手に妻と娘を人質に取って別荘に立てこもった”という事件が扱われました。ただ、放送のわずか2日前に、長野県中野市で男性が住民女性と警察官計4人を刃物や猟銃で殺害した後、自宅に立てこもる事件が発生。ドラマの内容が事件を想起させるものとして、ネット上では“放送中止になるのでは?”と懸念の声が上がり、また、サイト上の予告動画が一時的に非公開となったことにも不安の声が寄せられました」(前出・ウェブメディア編集者)

 放送が危ぶまれた『ラストマン』だったが、TBSは事件の影響に配慮しつつ予定通りのストーリーをオンエア。

「番組の冒頭で、《本日の日曜劇場『ラストマン』は立てこもりのシーンが含まれています。ご懸念のある方は、視聴をお控えください》というメッセージを表示し、終盤にも《長野の立てこもり事件でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます》とテロップを表示。この対応に対して、ネット上では“完璧な配慮”といった称賛の声が寄せられましたが、一方で“炎上続きでトラウマになってるのかな”というコメントも寄せられています」(同・ウェブメディア関係者)

 このところ“ラッシュ状態”となっている炎上から学び、視聴者を納得させる番組づくりを進めていってほしい!