松本人志には以前から遺恨を隠さずーー

 そして松本人志である。彼については愛ではなく“憎”の発言がもうたびたびあった。

 複数の動画での発言を総合すると、中田が松本に敵愾心を燃やした最大の原因はこれだ。

 2016年、オリラジが音楽ユニット『RADIO FISH』の『PERFECT HUMAN』をヒットさせたことに対し、松本人志が『ワイドナショー』(フジテレビ系)で

「いやー。笑いを取ろうとしていないというところが逆に笑えますね」

「(ダンスの)前にやったネタの方が話題になっているわけではありませんし、そもそも武勇伝自体も面白いわけではないですからね」

「タフやなーと思いますね。ここまで色々あの手この手でねー」

 と一刀両断したことだという。中田はその評価を「受け入れる、はない」と語っており、彼の中では相当の衝撃と遺恨を生み、今日に至っている模様。

 シンガポールに移住後、YouTuberとして登録者数(中田敦彦のYouTube大学ーNAKATA UNIVRESITY)500万人越えし、一定のリスペクトを集める今だからこそ松本に“襲撃”を仕掛けたとしか思えないのだ。

 事実、『サンデージャポン』(1月8日)『しゃべくり007』(2月27日)『トークィーンズSP』(3月23日)、『あちこちオードリー』(5月3日)、『新しいカギ』(5月6日)と今年に入ってまるで“日本逆上陸”のようにテレビ番組出演を増やしている中田。

 しかし、今回「松本人志批判」という芸能界に特大の爆弾を投げ込み、ここまで騒ぎが拡大した以上、彼の出演ラッシュもそろそろ終わりそうな気配だ。

 YouTubeやSNS、サロン、ファンビジネスで稼げる人物ほどしがらみを気にせず、発言も奔放になるのはソーシャル時代の傾向と言え、中田も日本のテレビに出られなくても屁のかっぱ、なのかもしれない。

 しかし、まだまだ日本の芸能界で生きる、相方の藤森だけにはこれ以上迷惑をかけないで欲しいものーー。