目次
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ー パパになってほしい有名人は誰?
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ー 精神的に支えてくれて、対等な関係が理想的
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ー 「カッコよさ」で支持された面々も

 6月の第3日曜日は「父の日」。全国の家庭では、日夜仕事に家事・育児にと奮闘するパパのために、プレゼントをあげたり、家族そろって食事を楽しんだりと、微笑ましい光景が見られることだろう。週刊女性ではそんな「父の日」に合わせて、10〜20代の男女を対象に「理想のパパ」は誰かを尋ねた。

パパになってほしい有名人は誰?

 芸能人やスポーツ選手が名を連ねたランキング結果について、現代の家族事情に詳しいNPO法人ファザーリング・ジャパン理事で子育てアドバイザーの高祖常子さんに意見を伺った。

「『理解がありそう』『相談に乗ってくれそう』といった理由で選んだという意見が目立ち、現代のパパには“精神的支柱”としての役割が求められているのではないかと思います」と総評を語ってくれた高祖さん。加えて、かつて一般的だった昭和のガンコ親父のようなイメージではなく、現代では「妻や子どもと、対等な目線で接してくれるか」も理想の父親像として重要だと語る。

 結果を見ると、スポーツ界からランクインした1位の現役メジャーリーガー、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手、2019年に現役引退を表明した3位のイチローは、「理解がありそう」「尊敬できる」などの理由から、支持する声が多かった。

 理由を見てみると、大谷選手は高校時代に独自のマインドマップ「目標達成シート」を作成していたことが話題となったこともあり、「努力がどれほど必要なことかまじめに教えてくれそうだから」(群馬県・22歳女性)という声や、「グラウンド上でボールボーイに感謝を述べたりと、いつも優しく接していた。子育ても一流な気がする」(静岡県・23歳男性)などの意見が寄せられた。

 また、イチローには「将来について的確なアドバイスをくれそう」(山形県・17歳男性)、「褒めるときは褒めて、叱るときはしっかり叱ってくれそう」(愛知県・25歳女性)という声が。

「大谷選手とイチローさんはストイックな印象もあり、ルーティンを大事にされる方なので、何事にも“ブレない姿勢”も評価されるポイントだったのでは」(高祖さん)

 大谷選手やイチロー以外の結果を見ると、テレビ界で活躍する人気芸能人が名を連ね、いずれも人間性を重視する回答が多数を占めた。

 2位の木村拓哉について高祖さんは、

「娘のCocomiさん、Koki,さんとのツーショットをインスタグラムにアップするなど、親子関係がよく、家族を大事にしている印象が票数につながったのではないでしょうか」

 総評にあった「対等な目線」での関係性を象徴しているとも言え、「忙しくても家族行事などに参加してくれそう」(広島県・18歳女性)、「SNSを見ていると子どもと仲が良さそうだし、奥さんのことを愛している感じが伝わってくる」(神奈川県・24歳女性)と、家族思いな一面を評価する意見が寄せられた。