「そのぶん、忙しい部署でもあります。企業法務を担当する弁護士は、どうしても仕事とプライベートのバランスが保てず、家庭を犠牲にしてしまうことも。

 それに比べて貿易チームは、それほど忙しくなく、ワークライフバランスを優先できる部署ともいえます。あくまで推測にすぎませんが、圭さんは家庭を大切にすることを考慮して異動を希望されたのかもしれませんね」

「仕事より眞子さん」の考え方

 この見方が合っていれば、圭さんは、眞子さんと過ごす時間を確保するために、憧れの仕事を手放したことになる。

「新しい部署は、貿易に関するさまざまなルールについてアドバイスしたり、契約書を作成したりするのが主な仕事です。圭さんがロースクールで勉強したことや、事務所に入ってから学んだこととは領域が異なるため、初めのうちは苦労されると思います」

 圭さんの“異動願い”について、ある宮内庁関係者は「納得できる話」とし、続ける。

「彼はこれまで、自分のことより眞子さんの希望を優先してきました。日本でパラリーガルとして勤めていた法律事務所を辞め、弁護士を目指すべくニューヨークへ単身留学したのも“海外に拠点をつくってほしい”という眞子さんの希望を叶えるためでした」

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 小室さん夫妻が結婚したのは眞子さんの30歳の誕生日の3日後。これも“30歳までに結婚”という目標を掲げてきた眞子さんを思っての日取りだと囁かれた。

「新人が、個人的な事情で異動希望を出すのは、“エゴ”と受け取られかねず、勤務先からの評価に響くおそれもあります。それに圭さんは、やりたかった企業法務の仕事を諦めることになる……。それでも異動を決意したのは、“仕事より眞子さん”という思いが強いからだと思います」(同・宮内庁関係者)

 圭さんにとって貿易分野は未知の領域となる。新人ならではの苦労もあるだろうが、愛する妻が支えてくれるに違いない。


清原 博 国際弁護士。アメリカの法律事務所で勤務後、帰国して『むさし国際法律事務所』を開業