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ー 渦中にいる“格差婚夫婦”
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ー 「パートナーがわかってくれれば」

《ご夫婦にしか分からないこともあると思います。お2人ともこれからも応援しています》

 6月7日にインスタグラムで女優の田中美佐子(63)と、お笑いコンビTake2の深沢邦之(56)が離婚を発表した。深沢の投稿したYouTube動画には、冒頭のような励ましのコメントが並ぶ。結婚当時は「収入差100倍」と言われ、格差婚が話題となった。

渦中にいる“格差婚夫婦”

「女性の収入が高い格差婚といわれるカップルは破局するケースが多い。夫は世の中から“ヒモ”と呼ばれたりするなど、苦悩は多いでしょう。そんな中で、28年という長い年月を共にされてきたのは、深沢さんの優しい人柄があったからこそかもしれません」

 と、解説するのはメディア評論家の衣輪晋一さん。

 格差婚のカップルといえば、'99年に結婚した三原じゅん子とコアラ、'05年に結婚した井戸田潤と安達祐実、'07年に結婚した藤原紀香と陣内智則も、発表当時は格差婚と言われ、その後は離婚に至っている。こうした結婚をするケースでは男性側が優しい性格の人が多いという。

「深沢さんの相方である東貴博さんも、安めぐみさんと結婚した際には格差婚とも言われました。東さんが“怒っているところを見たことがない”と言われるのは有名な話。安さんにインタビューしたことがあるのですが、安さんは穏和な性格ながら、2人の間では安さんのほうが強いと聞いたことがあります」(衣輪さん、以下同)

 格差婚における男性は割り切りが必要。'13年に結婚を発表したタレントの川崎希(35)とモデルのアレクサンダー(40)も格差婚と呼ばれたことが─。

「川崎さんは『仕事をしている私の横に、一緒にいてくれるような人がよかった』と語っていました。アレクサンダーも“ヒモ”と言われて悩む時期もあったようですが、子育てなどを積極的に担当して、川崎さんをサポート。『いいヒモになろう』と頑張ったそうです」

 やはり夫の努力は不可欠のよう。さらに、広末涼子(42)とキャンドル・ジュン(49)夫妻について触れる。

広末涼子さんとキャンドル・ジュンさんも2020年の結婚発表当時は格差婚としてずいぶん騒がれました。キャンドル・ジュンさんは昨年YouTube「街録ch」でのインタビューの中で、結婚を経て環境が急変したと発言しています。

 不本意な取り上げられ方をされてご自身も傷つき、家族にも迷惑がかかると感じ、家族を守るためにメディアには一切出ないと決めたそうですね。仕事も家庭も一生懸命な上に被災地支援のために、家を空けることが多い自分をサポートしてくれることに感謝していました」

 まさに渦中にいる夫婦だが、妻への感謝の意があったのは事実だろう。爆売れ妻を持つ夫の苦悩は世間からの視線によるものが大きい。遮断して、気にしないことが賢明なのかも。ただ一方で、逆手に取った例も。