つまり、キャンドル氏が「文春」に流したと匂わせています。もちろんその可能性は否定できませんが、そもそも不倫をしなければ、手紙の流出もなかったことを忘れていないでしょうか。成功者もしくは責めグセがある人は知らず知らずのうちの敵を作っていることがありますが、スキャンダルの渦中にいる鳥羽氏は、敵に「言われやすいタイミング」であることを忘れてはいけません。ノリノリでキャンドル氏を責めていると、この機会に乗じて鳥羽氏に対する暴露が起きないとは言い切れないでしょう。

広末のオトコ選び、実は正解

 また、責めグセが広末に向けられると、広末とうまくいかなくなった時に、広末側が何らかの暴露にさらされる可能性も否定できません。しかし、これは広末にとっては、ラッキーなことだと思うのです。

 不倫のセンパイ、斉藤由貴は医師との不倫関係を当初は否定していましたが、「FLASH」に男性との自撮りキス写真、斉藤のものであろうパンツを相手の男性がかぶっている写真が掲載されてしまい、不倫を認めざるを得なくなります。ウソをついて不倫をしていたのは悪い事かもしれませんが、パンツ写真までいくと「週刊誌はここまでする権利があるのか」と風向きが変わって、斉藤に同情票が集まるようになります。鳥羽氏がキレて広末の何かを暴露するほうが、広末にとっては芸能界復帰のチャンスとなりうるわけですから、広末のオトコ選びは実は正解と言えるのではないでしょうか。

 広末は若い頃から写真週刊誌に不都合な写真をばんばん撮られてしまうワキの甘さがあり、鳥羽氏は今の自分の立場を忘れて、思ったことは何でも言ってしまうしょっぱさがある。キャンドル・ジュン氏は口に含んだときは強烈に甘いけれど、最後に苦味が残る咳止めシロップのような作り物感がある。みんな違ってみんなヤバいとまとめたいところですが、直情型の広末、鳥羽氏と比べると、敵に回して怖いのは断然キャンドル氏で、二人は到底キャンドル氏に太刀打ちできないような気がしてくるのでした。


<プロフィール>
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」