目次
Page 1
ー 《報道各位様》二重敬語から始まった反論文
Page 2
ー 大渕愛子弁護士にも“いちゃもん”
Page 3
ー 福原愛も文章ではなく会見を

 福原愛と元夫で卓球選手の江宏傑(ジャン・ホンジェ)の子どもを巡る争いが、泥沼化している。

「2022年7月に江さんが、“長男を連れたまま福原さんと連絡が取れなくなった”とSNSに投稿したことが発端でした。福原さんは当時、『女性自身』の直撃取材に“夏休みの間だけ”と話していましたが、長男が江さんのもとに戻ることはありませんでした」(スポーツ紙記者、以下同)

 2023年7月27日に、江が緊急会見を行ったことで“口撃”合戦に発展。

「日本の裁判所から福原さんに、子どもを返すよう求める『保全命令』が出たものの、福原さん側はそれに応じていないそうです。このまま命令を無視し続ける場合は、未成年者誘拐罪での告訴も選択肢として考えられると示唆しています。これに対し、福原さんは中国のSNS『Weibo』で声明を発表。江さんも、インスタグラムのストーリーズに文書を投稿し、争いはヒートアップしています」

 8月1日には、福原側が新たな声明を発表した。

およそ3000字におよぶ“超大作”です。代理人弁護士の今里恵子さんの名前で、会見での江さんの言い分ひとつひとつに反論しています。でも、あまりにもツッコミどころがありすぎて、これを読んで納得できる人は少ないようですね(苦笑)」

《報道各位様》二重敬語から始まった反論文

 その内容を細かく見ていくと……。

「まず、宛名の《報道各位様》からおかしいですよね。“各位”という言葉は、“皆様”という敬称の意味がこめられており、“各位”と“様”を併記するのは二重敬語となってしまうため、間違いです」(PR会社関係者)

 本文に入らずとも、指摘が入る事態だ。もちろん、気になるのはこれだけではない。

 あるワイドショースタッフは、文書の冒頭から疑問を呈する。

《家庭裁判所が出した審判前の保全処分については、その内容、直ちに効力が発生すると規定されている執行についても、日本の法律上さらに裁判所で争う手段が認められております。現段階で公衆の面前で裁判所の判断を云々することは時期尚早ではないかと存じます》と、保全命令に従っていない状況について説明している。