妻が働くことも視野に入れるべし

 少しでもゆとりある老後を送りたいなら、夫だけでなく、妻も頑張りたいところ。

「子どもの進学や独立を機にパートに出る女性は多いですよ。今は厚生年金が適用される範囲が拡大しています。大手スーパーなど一定以上の規模の会社なら、月に8万8000円以上働けば、厚生年金に加入できて、老後の年金を増やせます」

 ちなみに、ずっと専業主婦だった場合、年金は老齢基礎年金のみで、満額もらえたとしても月約6万5000円。

 でも、例えばパートで厚生年金に加入して月8万8000円、10年間働けば、老齢厚生年金が月約5000円プラスされる。もちろん、働いて得た収入は老後資金に上乗せできるから、二重の意味でプラスになるというわけ。

「老後資金が不安でたまらない場合は、一度、FPなどに老後の収支がどうなるかを相談してみるのも手ですね。

 私が相談を受けたケースでも、『定年後すぐに仕事を辞めると80歳でお金が尽きるけど、65歳まで働いて退職金は資産運用にまわし、節約をすれば100歳までお金がもつ』といったシミュレーションができた方がいました。運用でお金を増やすことも重要です」

 資産運用なんて到底できそうにない気がするけど、岩城さんは「50代でも全然遅くありません」と断言。

 岩城さんがおすすめする運用方法は国がすすめているイデコやつみたてニーサなどの投資信託。税制面でも優遇があるので、一度は検討してみたい。

 給付金をはじめとするさまざまな制度をしっかり利用して、着実に老後のお金を増やそう!

岩城みずほさん●ファイナンシャルプランナー、CFP認定者。特定の金融商品等に荷担することなく個人の家計相談、セミナーなどを行う。
岩城みずほさん●ファイナンシャルプランナー、CFP認定者。特定の金融商品等に荷担することなく個人の家計相談、セミナーなどを行う。
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教えてくれたのは……岩城みずほさん●ファイナンシャルプランナー、CFP認定者。特定の金融商品等に荷担することなく個人の家計相談、セミナーなどを行う。

(取材・文/鷺島鈴香)