テク3:魚焼きグリルで魚だけを焼いてちゃもったいない

 ガスコンロの魚焼きグリルは魚だけを焼くものと思い込んでいる人、多いのでは? 実は、高温での調理が可能な魚焼きグリルは、料理の時間を短縮できる“節約&省エネ家電”だと話す。

「うちにはトースターがないので、以前はオーブンレンジのトースター機能を使って食パンを焼いていたんです。ですが、魚焼きグリルを使えば、調理時間が約半分になると知り、最近はもっぱら魚焼きグリルを使ってトーストしています。

 片面1~2分程度で焼けるので、うっかり目を離すとすぐ焦げてしまうのが注意点ですが、節約のためなら、その間、グリル前に張りついているのなんて苦じゃありません(笑)」

 魚焼きグリルで食パンや冷凍ピザをトーストすれば、時短&省エネになるばかりか、高温で焼くため、外はパリッと、中はふっくら&しっとりと焼き上がる。

「この節約術は、東京ガスの“ウルトラ省エネブック”というサイトで発見しました。ほかにも、ちょっとした工夫で省エネできるコツがたくさん紹介されていますよ。

 ガス代だけでなく、電気代や水道代などの節約術も紹介されているので、一度見てみてください」

テク4:透明な保存容器で冷蔵庫を“見える化”

「食費の節約で最も意識していることは、食べきれなかったり賞味期限が切れたりしたせいで、食べずに捨てる食材をゼロにすること」と丸山さん。

 そのため、冷蔵庫は、自分の目が届かないような死角は、決してつくらないようにしているそう。

「おすすめなのは、無印良品のバルブ付き密閉保存容器です。透明の容器なので、中にどれだけ食材が残っているかが一目瞭然ですし、蓋(ふた)についたバルブ(弁)を上げれば、そのまま電子レンジで温めることもできます。

 お皿に残ってしまったおかずって、ラップをして冷蔵庫に入れちゃうと、何が残っているかわからなくなってそのまま忘れてしまいがちでした。一つ手間は増えますが、透明の保存容器に移し変えるだけで、劇的に食べ忘れが減りました」

丸山家の冷蔵庫内。写真の上段には、丸山さんおすすめの透明の保存容器が。食材ごとに置く場所が決まっているのはもちろん、食材の“見える化”を徹底して、食べ忘れによる無駄を完全にカットしている
丸山家の冷蔵庫内。写真の上段には、丸山さんおすすめの透明の保存容器が。食材ごとに置く場所が決まっているのはもちろん、食材の“見える化”を徹底して、食べ忘れによる無駄を完全にカットしている
【写真】白鳥久美子さんが驚いた家庭菜園の豆苗!豆苗はもう買わなくていい

 冷蔵庫内は、「飲み物ゾーン」「調味料ゾーン」など、食材のグループごとに置き場所を決める“ゾーン収納”を徹底しているという。

 食材が収納スペースをはみ出さないように意識しているので、買いすぎ防止にも役立っているそうだ。

テク5:よく行く店は必ずアプリをチェック!

 今では、多くの店舗が、独自のアプリを通じてお得情報を発信している。丸山さんは、節約のためなら面倒でもアプリでリサーチすべき、と発破をかける。

「チラシアプリのShufoo!なら、新聞をとっていなくても、近所のスーパーすべてのチラシをチェックすることができます。

 よく行くお店を登録しておけば、更新されたときに教えてくれる機能もあるので、お得情報の見逃しを防げます。私は、よく行くスーパーの卵の特売日に合わせて、買い物に行くようにしています」

 キャッシュレス決済もかなり浸透してきた今、PayPayや楽天ペイなど、お店ごとではなく、アプリごとに配信しているお得情報も見逃せない。

「自治体が運営している地域限定のキャッシュレス決済アプリも増えてきました。例えば、東京の世田谷区内の登録店舗で使用できる“せたペイ”では、ポイント還元率が最大20%など、お得なキャンペーンを随時行っています。

 アプリを活用したお得な情報は、手間を惜しまずしっかり集めて、上手に活用していきましょう」