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ー ジャニー喜多川氏という設定で語りだす

 9月8日、脳科学者の茂木健一郎は自身のYouTubeチャンネルで『ジャニーです。たくさんの花を咲かせよ。』と題した動画を投稿。

ジャニー喜多川氏という設定で語りだす

 冒頭から、

「ジャニー喜多川です。ユー! 解散しちゃいなよ!」

 と、自身が故・ジャニー喜多川氏という設定で語り出した。

「この動画は、ジャニーズ事務所が喜多川氏が生前行っていた性加害を認め、4時間超にわたる記者会見を行った翌日に配信されました。

 茂木さんは、この件に関する自分なりの見解を述べようとしたのでしょうが、亡くなったジャニーさんの言葉として語るのはどうなんですかね。それに、ジャニーズ事務所に現在も所属しているタレントに対しても配慮が欠けているかと思われます」(スポーツ紙記者、以下同)

 茂木は東京大学出身の脳科学者でありながら、エンタメ業界にも関心を持ち、過去には“地上波テレビはオワコン”と苦言を呈するなど、現状を憂いていた。

ジャニーズへの批判的な意見は動画にとどまらず、『X』(旧:Twitter)でも《ジャニーズに騙される人は、芸術の教養が根本的に欠けている》とか《ジャニーズ的なものが変わらなければ、日本のエンタメ文化に悪影響しかないだろう》とバッサリ。

 しかし茂木さんは、'16年8月のSMAPの解散発表時に、《才能にあふれていて、すばらしい方々だと思いました。まさに国民的アイドルの名に、ふさわしい存在です》と絶賛する発言をしていたことがネット上で掘り起こされてしまったんです。一部から“見事な掌返し”と呆れられています」

 彼が矛盾するような発言をするのは今回に始まったことではない。

「'13年にノーベル賞に対するマスコミのへりくだりぶりに対して《田舎くせえよ》と発言するも、'16年にボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞した際 《すごく画期的な選考! ブラボー!》と大興奮。

 '21年に俳優の松山ケンイチが妻で女優の小雪のことを“嫁”と呼んだことが女性蔑視だと物議を呼んだ際も、 《苦手で嫌いな表現です》と便乗。しかし、自身も'11年に《許してくれい、嫁~!》などと、SNSで“嫁”という言葉を使っていた過去が指摘されています

 ブレブレな発言を繰り返す茂木。なぜここまで一貫性に欠けるのか。

「時間が経てば考えも変わるというのもあるのでしょうが、茂木さんは基本的に“いっちょ噛み”。大きく取り沙汰されるニュースにはかなりの確率で意見を述べています。さらに、多数派の意見に逆らい、うがった見方でものを申す“逆張り”とも言えるスタンスですからね。あれこれ口を出しすぎて、整合性が取れないのかもしれません

 発言する際は、まずは自身の発言を振り返らないと!