筑波大学の寮では変わったルール

 悠仁さまの“引っ越し先”として有力視される筑波大学の寮だが、一風変わったルールがあるそうで─。

筑波大学は大学敷地内に67棟もの学生用の宿舎が立っています。自宅から通う学生は“自宅民”と呼び分けられるほどわずかで、それほど寮生活が主流なんです。寮はもちろん男子寮と女子寮に分かれているのですが、ちょっと不思議なルールがあって……。男子が女子寮に入ることは絶対に禁止なのですが、女子が男子寮へ行くことは特に咎められないんです。だから女子が男子寮を訪れ、よく飲み会が開催されていました。寮で半同棲するカップルも少なくないんですよ」(筑波大学OG、以下同)

 さらに、筑波大学にはその特殊な環境から、“外”に出ていく学生はほとんどいないのだという。

「都心や最寄り駅からも離れているので、ほかの大学の学生と関わることはほとんどありません。また、大半の学生が寮生なので、週末もどこかへ遊びに行くのではなく、大学内で集まって遊ぶことが多いんです」

 北海道大学に次ぐ敷地面積の大きさを誇るキャンパス内には、理容室やトレーニングルーム、レストランもある。ほとんどが大学内で完結するから、学内恋愛が盛んで……。

「こうした閉鎖的な環境が影響してか、他大学の学生との恋愛よりも、学内での恋愛が圧倒的に多いんです。同じ学部やサークルの人と交際して、卒業後に結婚する人がかなりの数います。中には、在学中に学生結婚をするカップルもいました」

 絶好の環境で“運命のお相手”との出会いを果たされる日は─。

山下晋司 皇室解説者。23年間の宮内庁勤務の後、出版社役員を経て独立。書籍やテレビ番組の監修、執筆、講演などを行っている