目次
Page 1
ー すでに動画の男性を特定、被害届を提出へ
Page 2
ー 対策講じても迷惑行為がゼロになるのは難しい

 また飲食店内で迷惑行為が起きてしまった――。

「1月上旬、とあるラーメン店に常備されていたウォーターピッチャーのフタを、男がペロペロと舐め、そのまま元に戻す様子を収めた動画がSNS上で拡散したんです」スポーツ紙記者、以下同)

 この動画に対してSNSでは、

《汚すぎる! また“ペロペロ事件”か!》

《あんだけ、昨年ニュースになったのに……》

 など、約1年前に起きた『スシロー迷惑動画事件』を彷彿とする声も見受けられた。

「未成年の少年が回転寿司チェーン店『あきんどスシロー』の店内に備え付けてあった醤油ボトルの注ぎ口や、湯呑をペロペロと舐める迷惑行為を収めた動画がネットで拡散し、大炎上しました。その後、テレビのニュース番組などにも大々的に取り上げられ、スシローの親会社の株価は一時的に暴落。少年は器物損壊容疑で書類送検され、スシロー側からも約6700万円の損害賠償を求める裁判を起こされました

 裁判は後に両者の間で和解が成立したが、少年は実名を含めた個人情報がネット上で特定されるなど、社会的制裁を受けることに。

すでに動画の男性を特定、被害届を提出へ

「仲間内のちょっとした悪ふざけが、予期せぬ大問題に発展するのですから、飲食店側として対応は難しいでしょう。こういった迷惑行為は“外食テロ”とも称され、社会問題になっています」

 今回被害にあったのは、全国展開しているチェーン店『ラーメン山岡家』。今後の対応について、運営会社の広報に話を聞いてみた。

「すでに動画の男性は特定できています。今後は警察と協議し、被害届を出す方向で動いていますので、受理されましたらそれ相応の対応になるかと思います」